【速報】山中伸弥先生に生理学・医学賞!

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先ほど、スウェーデン・ストックホルムにあるノーベル財団より、今年のノーベル生理学・医学賞の受賞者の発表がありました。

ついに来ました!

京都大学・iPS細胞研究所の山中伸弥先生(1962生まれ)とケンブリッジ大学のジョン B. ガードン博士(1933年生まれ)です!

山中先生のお仕事は……さすがにこのブログをお読みの方はご存知ですよね。

iPS細胞の開発です。

山中伸弥先生の受賞は私たち未来館の科学コミュニケーターの中でも確実視されていましたが、問題は「いつか」ということ。この賞は、実際に医療に役立ってから贈られることが多いので、今年は無理かなと思っていました。

ガードン先生は1960年代にカエルを使って、いったん分化した細胞にも身体中の細胞に分化する能力をもっていることを実験で示した方です。この研究はクーロン動物が可能であることを示したことになります。山中先生が生まれた1962年に研究発表なさっていますね。何だか、縁を感じてしまいます。

 

このお二人はノーベル賞の前哨戦などとよく言われる2009年のラスカー賞をとっています。さすが、ラスカー賞!

ノーベル賞の賞金の800万クローナ(約9000万円)をお二人で分けることになります。

なお、ノーベル賞の賞金はノーベルの遺産の運用資金が充てられています(田村の記事をご参照ください)。昨年までは1000万クローナでしたが、この10年の運用実績が思わしくないことから、800万クローナに減額することが今年の6月に発表されていました。2割減とは言え、やっぱりスゴイ金額です。それに、ノーベル賞受賞の価値は賞金だけではありませんからね。

 

ノーベル財団のウェブサイト http://www.nobelprize.org/

ガードン博士のご研究に関しては、日経サイエンス2008年7月号「iPS細胞の衝撃」にも詫摩が書いています(すみません、拙文で)。

ダウンロードで記事を購入できます。

なお、Me+Sci NEWS の最新号で、山中伸弥先生が未来館で講演した際の講演録を特集しております。ぜひ、ご覧ください!

http://www.miraikan.jst.go.jp/info/docs/20121009_01_01.pdf (PDFです)

このブログでのiPS細胞関連の記事一覧 http://blog.miraikan.jst.go.jp/tag/ipscell

来年にも行われようとしているiPS細胞を使った臨床研究については未来館で行ったサイエンティストトークの動画があります。http://www.youtube.com/watch?v=f6zWkU5lrlg&list=PLB70DA16BCCF82B7F&index=3&feature=plpp_video

未来館で行われた山中先生が登壇したシンポジウムのまとめ記事(WIRED.jp)

http://wired.jp/2012/07/31/miraikan-ips-wilmut/

お二人の研究内容を紹介する記事は、科学コミュニケーター鈴木啓子が今、後ろでせっせと書いております。

また、明後日から展示フロアでミニトークを行います(ごめんなさい、明日9日・火曜日は休館日なのです)。

そちらもご期待下さい。

 

<リンク>

2012年ノーベル生理学医学賞! テーマは「リプログラミング」

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この記事への1件のフィードバック

ips細胞でまた医学が進歩しますね。

医学は常にその時代の倫理・価値観との戦いと言いますが、これからの活用と法整備が待たれますね

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