【速報】ノーベル化学賞はGタンパク質共役受容体の研究でアメリカのお二人!

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ノーベル賞の自然科学系の最後の賞、化学賞はGタンパク質共役受容体の研究により、Robert J. Lefkowitz博士とBrian K. Kobilka博士に贈られます。

Lefkowitz博士は1943年ニューヨーク生まれ。ハワード・ヒューズ医科大学にお勤め。Kobilka博士は1955年生まれでスタンフォード大学の教授です。

Gタンパク質共役受容体は細胞の膜を縫うように7回貫通しているタンパク質です。膜の外から、この受容体に何かがくっつくと、それがシグナルとなって、細胞の中で一連の反応が起き始めます。あるひとつのタンパク質の名前ではなくグループ名で、はっきりいって巨大グループです。身体のあちこちの細胞にあり、さまざまな生化学反応にかかわっています。嗅覚の受容体、心のバランスを取ることなどにも重要なセロトニン受容体、視覚に関係するロドプシンもGタンパク質共役受容体のメンバーです。

Gタンパク質って、ずいぶん前にもノーベル賞の受賞対象研究になっていたように思うのですが……。(1994年の生理学医学賞でした!)

さまざまな生理反応に関わっていますと書きましたが、これは、さまざまな病気にもかかわり、つまりさまざまな薬のターゲットにもなっているということでもあります。

同僚・科学コミュニケーターの佐尾の話によると、Gタンパク質共役受容体は細胞の外に突き出た部分で何かと結合することで機能を発揮するので、薬の対象にしやすいという特徴があります。Gタンパク質共役受容体に作用することで、病気を治そうとする薬もたくさん市販されています。

近年の分子生物学の進歩により、機能がわかり始めているGタンパク質もいっぱいあります。いっぽうで、Gタンパク質は7回膜貫通型タンパク質という特徴的な構造から、「Gタンパク質だと言うことはわかるけれど、機能はわからん!」というのもいっぱいあります。ある意味、研究の宝庫、ともいえるわけです。

今年は生物学よりのテーマが来ましたね。

ノーベル賞予想し隊のメンバーである田村はバリバリの化学系。生物学をバックグランドを持つ仲間の科学コミュニケーターたちのサポートを得ながら、せっせと詳報を書き始めています。

今、しばらくお待ちください。

ノーベル財団の化学賞のサイト

http://www.nobelprize.org/nobel_prizes/chemistry/laureates/2012/

(いま、隣で本田が「知っている人が周りにいっぱいいるって良いなぁ」とぼそっとつぶやきました。昨日の物理学賞は詳しい者がいなくて本当に大変だったものねぇ)

 

<リンク>

2012年 ノーベル化学賞!! 「化学と医学の共役-Gタンパク質共役受容体」

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この記事への2件のフィードバック

早い!!けど、全く意味がわからない解説(笑)。田村さんに期待します!

ゆうさま

いつもご愛読をありがとうございます。

ご期待にお応えできなくて、すみません。

田村の記事はいかがでしょう?

詫摩

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