南極観測に注目!

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ちょうど1年前、南極観測がドラマで取り上げられ話題になりましたが、そろそろ南極観測船「しらせ」が出港する秋が近づいてきました。

11月には第54次日本南極地域観測隊員が南極に向けて旅立ちます!

[caption id="attachment_19668" align="aligncenter" width="315"] 「しらせ」を出発する氷上輸送の雪上車(画像提供 国立極地研究所)[/caption]

 

未来館ではこれまでも友の会会員の方向けに南極観測船「しらせ」に乗船するイベントを開催してきましたが、今年も10月20日(土)に開催します!(すでに募集は締め切っていますが、イベント詳細はこちらをご確認ください)

先日、打ち合わせのために国立極地研究所を訪ねた際、第54次日本南極地域観測隊員の方々にお会いできました。

そこで、突然ですが、私のとっておき南極ネタの紹介です!!

1 PANSY(パンジー)

[caption id="attachment_19669" align="aligncenter" width="330"] 南極に設置されたPANSYレーダー(画像提供 国立極地研究所)[/caption]

名前がかわいいです。

正式名称は南極昭和基地大型大気レーダー計画(PANSY:Program of the Antarctic Syowa MST/IS radar)。

南極にたてた約1000本のアンテナを使って、南極の大気を地上1kmから500kmまで同時に超細かく観測する計画です。

前回の第53次隊では、氷が厚すぎて「しらせ」が昭和基地への接岸を断念したため、PANSY計画にも遅れが出ています。

今度の第54次隊でそれを挽回する予定です。

実は、地球の未来を予測するのに使われている現在の計算方法では大気循環を正確に再現できていません。

PANSYの観測によって大気循環の再現に必要な条件がわかると予測の精度があがると期待されています。

南極や他の地域にすでにある観測機器と組み合わせることで、オゾンホールがこれからどうなるか、ブリザードを引き起こす極域低気圧、オーロラ、南極特有のカタバ風の解明についても、その成果が期待されています。

 

2、女性越冬隊員

[caption id="attachment_19671" align="aligncenter" width="160"] 女性越冬隊員のお二人(左:福田さん、右:早川さん)[/caption]

うらやましい!!

早川由紀子さんは温室効果ガスやエアロゾルの量の変化を調べるために、南極の空気をたくさん取ってくるそうです。(気水圏変動のモニタリング観測)

福田陽子さんはオーロラや地球磁気圏を観測するそうです。(地球は大きな磁石です。その磁石の力が及ぶ範囲が地球磁気圏です。)

越冬隊なので帰ってくるのは1年半後の2014年3月中旬です。

お二人の観測からどんなことが明らかになるか楽しみです。

 

極地研宙空圏研究グループの助教で、今回の越冬隊員でもある冨川喜弘先生に今回のPANSY計画のポイントについてお聞きしてみました。

[caption id="attachment_19672" align="aligncenter" width="160"] PANSY計画に携わっている冨川先生[/caption]

「まずは、しらせが接岸できるかどうか。すでに今年も氷が厚いという報告が来ています。

PANSYレーダーはその力の4分の1ほどしか使っていないのに、すでにこれまで見たことがない結果が見え始めています。

今後、全てのシステム調整を終えフル稼働したPANSYの全力が発揮されるとどんなものが見えてくるのか楽しみです。」

 

まだ明らかにされていない地球の秘密がまた一つ明らかになるかもしれない!

そう考えるとワクワクします!!

これからはしらせのことや南極観測のこともこのブログでご紹介していきます。

みなさん、ドラマ以上に面白い南極観測の実体にもぜひ、注目してください!

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