新型ASIMOの力試し

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ここは日本科学未来館の3Fロボットワールド。

毎日11時と14時にASIMOの実演がおこなわれています。

今日も実演がおわり、部屋に戻っていくASIMOに大きな拍手がおくられています。

「ASIMO!ばいばーい!」

「ASIMO!こっちむいてー!!」

お客さんの声がきこえているのかいないのか。

ASIMOは無表情に正面を見つめたまま、後ろ歩きで部屋にもどっていきました。

 

今ご紹介したASIMO実演の一コマは、未来館でよく見かけられる光景です。

実は、ASIMOにはちゃんと手を振る人も見えているし、

呼びかけの声も聞こえています。

でも、今までのASIMOはASIMOに向けられる人間からのいろいろな行動に、

どう答えていいかわからなかったのです。

              

そこで、HONDAの技術者がたちあがりました。

                     

将来人の役に立つ、社会にはいっていくロボットがこんなことで実現できるのか!?

走ったり、ジャンプするだけではなく、ちゃんと人の動きに反応できるロボットをつくるんだ!

                

そうしてできたのが2011年に発表された「新型ASIMO」です。

ボールを蹴ったり、片足でジャンプするだけではなく、

話している人を見分けたり、歩いている人に道をゆずったりする機能が追加されました。

                     

でも、もっともっと人とコミュニケーションできるロボットをつくりたい。

ロボットの特徴である記憶力や何度でも同じことを繰り返してできる点をうまく使えるところはないだろうか?

                   

そこで目をつけたのが未来館の科学コミュニケーターです。

彼らは日々お客さんとお話をしながら、科学のおもしろさを伝えています。

HONDAの技術者たちは科学コミュニケーターを観察し、いろんな人と目を合わせながら進めて行く実演の様子や、

説明するときの言葉づかいなど、様々なノウハウをASIMOに教え込みました。

                         

その進化したASIMOが力試しにとうとう未来館にやってきます!

                  

(お客さんがいっぱいいるところはどこかな?)

(お客さんはどんな話をききたいんだろう?)

                  

ステージの上でお客さんの前にたったASIMOは、全部自分で考えて動きます。

                  

実は、今までのASIMOは見えないところでいろんな人に助けてもらっていました。

「お客さんがいま一番ききたがっているのはこの話だから、この話をしてあげて」

「いまここまで終わったから、次の動きをしていいよ」

いろんなことを一緒に実演をやっている人や、様子をみまもっているスタッフから教えてもらっているのです。

                    

はじめてひとり立ちしてステージをまかされた新型ASIMO。

研究所では上手にできていたことが、本当のお客さんの前できるのでしょうか?

お客さんはASIMOをみて何を思うのでしょうか?

                      

ASIMOはまだまだ修行中。

最初の力試しはお客さんの少ない平日からスタートします(7月29日の実験はお休みします)。

                    

未来館にきた一人ひとりのお客さんとの出会いが未来のASIMOの源になります。

「説明ロボット」ASIMOの実証実験は7月3日(水)から8月2日(金)まで。

ぜひみなさん未来のASIMOをつくるため、未来館へおこしください。

ASIMO

挙手で示されたお客様の意向を瞬時に認識するASIMO / 画像提供: Honda

[関連リンク]

・新型ASIMOを用いた自律型説明ロボット実証実験を開始!(未来館お知らせ)

http://www.miraikan.jst.go.jp/info/1306261612793.html

・「自律型説明ロボット」としてのASIMO実証実験を日本科学未来館で実施(Honda ホームページ)

http://www.honda.co.jp/ASIMO/action/japan/2013/20130626/index.html

・フルモデルチェンジ!新型ASIMO(2011.11.11 大崎のブログ)

http://blog.miraikan.jst.go.jp/topics/201111118495

 

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