3,2,1…そして、その先に。

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まいど!

ご無沙汰しております、ほんだですよ。

みんな、夏の宿題は終わったかな?

…私は、まだ山盛りでーす(ダメな見本)。

そうそう。

この先輩や、このお方など、近ごろ未来館内に「本田」さんがすっかり増えまして、呼び名に困りはじめています。

私を呼ぶときには、「関西弁のほんださん」、や「まいどの人」などと呼ぶと振り向きますよ。

(なんのアドバイスだか)

この夏も、未来館ではいろいろなイベントをしておりましたが、夏を締めくくるイベントが27日に行われました。

それが…

イプシロンロケット パブリックビューイング イベント! 

日本の新型固体ロケット・イプシロンロケットの打ち上げを一目見ようと、未来館のインフォメーションロビーには数百人のお客様が。

イプシロン打ち上げイベントの様子 イプシロン打ち上げイベントの様子

※前に立って、マイクをもつのは、2人のほんだです。

皆さんと一緒に、中継映像を見ながら打ち上げはまだかと、そわそわして待ちます。

そして13時45分、ついにそのときが。

3,2,1、はっsy…

 

あれ。

煙がでない。

発射の瞬間 発射の予定時刻ですが…

現地の映像からは、何の動きも見られません。

現地の音声は、蝉の鳴き声しか聞こえません。

会場は、しばしの沈黙のあとに、ざわめきはじめます。

「なぜだ、何があったんだ?」

しばらく待った後、公式発表で打ち上げ中止が発表されました。

とても良い天気のなか迎えた打ち上げだったので、少し残念ではありました。

会場のお客様からは、温かい拍手をいただきながら今回のイベントは終わっていきました。

で。

で、ですよ。

みなさん、この一連の流れを受けて

あー、失敗だったんだ

と思っていませんか?

 

…あまーい。

 

公式発表によれば、この中止の原因は、

姿勢異常を検知し、打上げ約19秒前に自動停止しました

とのこと。

 

これって、すごいやないの!

(興奮して、つい大阪弁に)

 

今回のイプシロンは、新しい打ち上げのシステムを採用しています。

ロケット本体を新規に作るではなく、「打ち上げ技術」そのものを刷新しようというのが、イプシロンの一押しポイントの一つです。

その新しいシステムが、きちんとロケットからのシグナルを関知して、ギリギリ19秒前に打ち上げをストップしてくれたんですよ!

今回の打ち上げ中止は、ちゃんと、新システムが機能しているという結果の現れなんですね。

 

イプシロンのような固体ロケットは、一度火がつくともう止めることはできません。

打ち上げてから「あ!」といっても後の祭りです。

イプシロン初号機、何から何までこれが最初の経験です。

今回導入した新しいシステムだって、本番を迎えないと分からないエラーもあったのかもしれません。

確かに、楽しみに待っていた人は大勢いましたが、例え冷酷であろうとも、きちんと「中止」することができたことは、むしろ大成功と呼べるのではないでしょうか。

 

こうして、少しずつ経験を重ねていったその先にこそ、きっと信頼性の高い技術が存在しているのだと思っています。

今回の中止は、悪天候での延期とほぼ同じようなものです。

打ち上げ「失敗」などでは、決してありません!!!

(キリっとした顔で) 

というわけで、あらためて打ち上げ日時がきまれば、あらためて応援態勢を整えたいですね。

(個人的にも)

みなさーん!

ロケットが打ち上がるまでが、打ち上げイベントですよ。

(遠足の帰りみたいな感じで)

夏はまだ終わりませんよ。

(終わらない宿題を横目に)

 

しばらくお待ちください しばらくお待ちください

最後まで、みなさんで応援していきましょ。

とりあえず、今日はこの辺で!

(イベント疲れで、目がしぱしぱしています)

ほなまたねー♪

 

ほんだ

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この記事への4件のフィードバック

NVS配信のJAXA公式会見で、プロマネの森田教授のインタビューを見てたんですが、

「最終カウントダウンの自動シークエンスで、X-20秒で起動した機体側のコンピュータから送られてきた機体の姿勢の角度が許容する角度(±1°)から少し(1°程度)ずれていたのを、射場側コンピュータが検知し、X-19秒で、自動停止した」

打ち上げる直前の一番シビアな時に、少しでも不安な要素があれば、まず止める。

ロケット打ち上げには多大なお金と多くの期待がかかっています。

本田さんが仰る様に、特に固体ロケットは「点火したら後の祭り」です。液体ロケットのような微妙な調整はし辛い。(JAXAならやっちゃいそうですがw)

期待の新型ロケットです。みんな打ち上げ成功が見たいんです。その為の、安全確実な打ち上げ。

ここをちゃんとしているのが、私たち"日本人らしい"ロケットと言えるのではないでしょうか。

打ち上げしなかったニュースやってましたね~でも止められたので失敗ではないんですね!私も最後まで応援してます☆

こくとーさん

さっそくのコメント、ありがとうございます!

そう、「安全確実」が大事。

特に、今回の打ち上げはこれまで行ったことがないことだらけの打ち上げです。まずは確実性を高めるためにも、トライできる範囲内でいろいろトライすればよいと思います。

まぁ、実際に商業的に運用を始めたら、その時は「納期」という概念も大事なんですけどね。

そうなるまでに、まずは信用を勝ち得ないと、ですね。

仕切り直し、楽しみにまちましょう!

SUSANさん

さっそくのコメントありがとうございます!

そう、「止められる」というのも立派な技術です。

ちょっとでも不安要素があったら、延期させるのもきちんとした判断。軽々しく失敗と呼ぶのは、ちょっと違うと思っています。

みんなで、応援しましょうねー!

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