2013年ノーベル賞を予想する!~化学賞その1~

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茶碗蒸しを食べるとき、大好きなギンナンは避けおいて最後にまとめて食べるタイプ、ぶっちーです!

 

最近のぶっちーは、秋に向けてギンナンを集める準備に追われる日々……ではなく、ノーベル賞について情報収集の日々を送っています。

そうです。何を隠そう、このたびノーベル化学賞リサーチチームに編成されたぶっちー。

 

では、ぶっちーのノーベル化学賞予想はじまり、はじまり~♪

 

ぶっちーの予想する化学賞

受賞者:中西香爾(88歳)

受賞テーマ:天然有機物の化学構造決定に関する研究

中西香爾

中西香爾先生 イラスト by ぶっちー

 

冒頭でギンナンの話をさせていただきましたが、実は中西先生はイチョウと、とっても関係がある方なのです!

 

突然ですが、みなさんは「イチョウ」と聞いたとき、何を連想されますか??

 

私のように、「ギンナン」でしょうか??

イチョウ

写真提供:高橋麻美

 

なんと欧米や中国の方は、「医薬品」「サプリメント」を連想されるのだそうです。

 

 

え!?

 

医薬品??

 

実は、イチョウの葉の成分には、認知機能の増強作用があることが古くから知られているのです。

具体的には、記憶力・学習能力・覚醒状態・気分などの向上に効果があるとされています。

 

最近、日本でもサプリメントとして「イチョウ葉エキス」が売られています。

 

さて、「イチョウ葉エキス」とは、とどのつまり「イチョウの葉に含まれるすべての成分」です。

 

では、その成分のうちの「どれ」に認知機能増強作用があるのでしょうか?

 

実は、「それ」の正体(化学構造)を明らかにした日本人化学者がいます。

 

そのひとこそが、(私の思う)ノーベル化学賞最有力候補、中西香爾先生です!!

 

 

 

中西先生は、イチョウ葉エキスに含まれる全成分のうち、有効成分のひとつの化学構造を決定されました。

それがこのギンコライドです!!

 

 

Ginkgolide

(C) Roland Mattern

 

 

 

 

 

自然界には生物が作り出した様々な物質が存在し、これを天然有機物と呼んでいます。

 

その中には、イチョウのように人類にとって役立つ天然有機物もあれば、反対に害をなす天然有機物もあります。

しかし、どちらもその正体、つまり化学構造がわかっていないと、利用することも、身を守ることもままなりません。

 

 

しかし!

どの成分が有効成分で、どんな化学構造をしているのか?を調べることは容易ではありません!!ぶっちーも院生時代は、トカゲの体表油脂からトカゲの性フェロモンを特定・決定しようと100匹以上のトカゲから油脂をしぼり出しましたが、その中から有効成分を取り出すまでで精一杯でした(ごめんなさい)

 

そんな天然物を扱う学問の世界で、中西先生はギンコライドのみならず、なんと200を越える天然物の化学構造を明らかにしてこられました。

 

ギンコライド以外ですと、藻類が作り出し、カキなどの貝類の中で濃縮される神経性貝毒ブレベトキシンの化学構造決定が有名です。

 

さらに、中西先生は円偏光二色性、核オーバーハウザー効果などの物理現象を化学構造決定の技術に応用・導入した業績でも知られています。

 

中西先生の貢献と業績の一端を、先生の論文数に垣間見ることができます。

なんと、その論文数は800本を超えておられます!!!

 

それらの数々の業績から、日本化学会とアメリカ化学会はNakanishi Prize(中西賞)を設立したほどです。

 

 

ぜひともノーベル賞を受賞していただきたい日本人のひとりです。

気になるノーベル化学賞発表は10月9日(水)日本時間の18時45分から。

みなさま、こうご期待!

 

 

 

「ノーベル賞を予想しよう!」特設サイトはこちら

中西先生の研究室のホームページはこちら

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