【速報】2013年ノーベル生理学・医学賞は細胞内の物質輸送!

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先ほど、発表されました。

今年のノーベル生理学・医学賞は細胞内の物質輸送を明らかにした3名の方が受賞しました。

James E. Rothman博士(1950年生まれ)、Randy W. Schekman博士(1948年生まれ)、 Thomas C. Südhof博士(1955年生まれ)です!賞金の800万クローネ(約1億2000万円)は3等分になります。

細胞の中でタンパク質は、粗面小胞体というところで作られます。粗面は表面がざらざらしているという意味ですが、このざらざらのもとはリボソームという分子マシン。これが細胞内でのタンパク質工場です。ここで、あらゆるタンパク質が作られるのですが、実際には、タンパク質はそれぞれの“働き場所”へ移動していかなければなりません。

ホルモンのように、細胞の外に出て行くタンパク質もあれば、細胞の膜上で働くタンパク質もあります。核のなかで働くタンパク質もあります。どこに、どのタンパク質が行くべきか、それをどうやって細胞の中で運ぶかを明らかにしたのが、この方々です。

核も細胞も膜でくるまれていますが、細胞の中には、小胞体やゴルジ体などの膜でできた膜構造がいくつかあります。この、膜構造物の連係プレーで、運ばれているところから、膜輸送とか、小胞輸送などと呼ばれています。

投票サイトから、最初のお二人の名前を挙げた方が複数いらっしゃいました。お見事です!

この方の書き込みは非常に詳しいので、以下にコピペします。

細胞内には様々な小器官があり、それらの機能が維持されるためには、それぞれの小器官に特異的に物質を輸送する事が重要である。Paladeらにより、細胞内の輸送は膜小胞を介して行われることが明らかとなっていたが、膜小胞と小器官の融合の特異性がどのようにして保証されているのかについては分かっていなかった。Scheckmanは酵母を用いてタンパク質の分泌に関わる変異体をスクリーニングし、23個の分泌異常を示す変異体(sec変異体)を発見し た。一方、Rothmanは哺乳類培養細胞を用いて、生化学的手法によって膜融合に関わる分子を探索し、Scheckmanらによって同定された Sec17, Sec18の相同分子を発見し、膜輸送には進化的に保存された機構があることを明らかにした。さらに、Rothmanらは膜融合に関わるSNARE複合体 を発見し、小胞と融合膜にそれぞれ存在するSNARE複合体の組み合わせによって膜融合の特異性が保証されるとの“SNARE仮説”を提唱した。現在では、細胞内輸送は様々な疾患の発症とも深く関連する事が知られており、細胞内輸送の根本原理を明らかにした両氏の業績は、受賞にふさわしいと考えられる。

この書き込みをして下さった方、ぜひご連絡をください。<(_ _)>

 

このあと、科学コミュニケーターの濱五十鈴が詳しい解説を書きます。がんばれ、濱!

また、明後日から展示フロアにて、今日のノーベル生理学・医学賞の内容を紹介するミニトークも行います。お楽しみに!

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