だいぶ写るようになってきました──アイソン彗星

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尾を伸ばした彗星らしい姿が、ずいぶんハッキリと写るようになりました。

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 11月22日未明のアイソン彗星 静岡県内にて 谷 明洋 撮影

11/22 5:08 NikonD600 ズームレンズを200mm/F4.5で使用

 スカイメモR ISO1100 13秒露出の4枚を合成 彗星部分を拡大

17日の写真と比べると、差は一目瞭然です。レンタルした望遠レンズが良かったとはいえ、たった5日でここまで写るようになるとは思いませんでした。

ただ、肉眼ではやっぱり見えませんでした。朝焼けと月明かりの影響でしょう。7倍*50mmの双眼鏡で、存在が一応分かる程度。それも、ぼんやりとした広がりが見えるだけなので、天体観測経験の少ない方が楽しむのは少々難しいかもしれません。

アイソン彗星は太陽に近づくにつれて、明るくなっていきますが、同時に見える位置も低くなっていきます。よほど急な増光がなければ、29日の太陽最接近を前に、11月中に楽しめるのはあと2〜3日の間でしょう。

厳しい条件ですが、撮影に挑戦してみるのは面白いかもしれません。特に、2つの「すいせい」が並ぶ明日23日(土)の明け方は狙い目です。アイソン彗星が、水星のすぐ右側で輝くのです。

東南東の本当に低い空に現れるので、海岸や高台など低空が見渡せるところに出かけましょう。月明かりと朝焼けの中での撮影になるので、少々の街明かりに神経質になる必要はありません。まだ空が十分に暗い時間(東京なら朝5時過ぎくらい)、水星を目印に空を写すと、目には見えなくても淡い彗星の姿を捉えることができるかもしれません。

DSC_63721

11/22 5:20 ISO1100 8秒露出

NikonD600 ズームレンズを100mm/F4.5で使用

イメージは、こんな感じ。「彗星を狙う」というより、「暗めの朝焼けを綺麗に写す」という感覚です(写真をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます)。

(写している時の実際の空はもっと暗いです。そして、もう5〜10分早くがベストタイミングでした)

左に写っている明るい星が水星。こちらは肉眼でよく見えます。そして、中央やや上に写っているのがアイソン彗星。右上に尾が伸びているのでほかの星と区別できます。アイソン彗星は水星の少し右側で、23日は水星とほぼ同じ高さに、24日は水星よりも低い位置に現れます。

まだまだ文句なしに「すごい」「きれい」と言える状態ではありません。それでも今のうちに観測や撮影に挑戦しておくと、大彗星になるかもしれない12月のイメージがつかみやすいですし、もしも大彗星になった時の感激もひときわ大きくなると思います。

 

これまでのアイソン彗星の記事(どちらも11月17日公開)

【速報:アイソン彗星】何とか尾が撮れたけど、肉眼では全く見えませんでした

アイソン彗星撮影記(11月17日分)

 

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この記事への1件のフィードバック

この記事を投稿した日も含め、3日続けて見に行ってきました。

23日は昇ってきた直後からしばらく雲に隠され、24日はあまりに低空にあり、両日とも写真での存在確認が精一杯でした。特に23日は、晴れていたら水星と並んだところを撮れそうだっただけに少々残念でした。

太陽接近前の11月はこれにて見納めとなりそうです。

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