月面着陸から46年後の今、冥王星の月と火星の月と

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今日、7月20日は人類が初めて月に降り立った日です。

1969年7月20日、アメリカ合衆国によるアポロ11号計画によって、ニール・アームストロング船長とバズ・オルドリン月着陸船操縦士が月に降り立ちました。

あれから早、46年...

人類は、遠い遠い冥王星の月を捉えることに成功しました。

その最新画像がこちら。

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冥王星の衛星 カロンの写真 Image Credit: NASA-JHUAPL-SwRI

当館の科学コミュニケーター小熊がアメリカの探査機「ニューホライズンズ」の話をブログで書きましたが(そのブログはコチラ)、ニューホライズンズは冥王星の月ことカロンも調査しています。冥王星には5個衛星があると言われていますが、そのなかで最大のものがカロンです。

ニューホライズンズによって、これまでは全く分からなかったカロンの詳細な様子が明らかになりました。写真をよく見ると、月と同じようにカロンにもクレーターがある事がわかります。

この探査の話、どちらもアメリカの話ですよね。

日本の探査はどうなってんだ!? と思われる方も多いのではないでしょうか。

日本が次に目指している天体はどこか?

次は火星の月であるフォボスとダイモスです。

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こちらがフォボス Credit: NASA/JPL/University of Arizona

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こちらがダイモス Credit: NASA/JPL-Caltech/University of Arizona

先月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、火星の月であるフォボスとダイモスから、これらの小天体の物質を持ち帰るための探査機を打ち上げる計画を明らかにしました。まだ宇宙政策委員会で正式に認められてはいませんが、認められれば予算がつき準備が本格的に始まります。

はやぶさ、はやぶさ2に続く、日本3例目のサンプルリターンになりそうです。

さて、この探査で解き明かされることが期待される謎の1つは、

「フォボスとダイモスがどうしてできたか?」

というものです。

現在、考えられている可能性は大きく分けて二つ。

① 火星に衝突した際に火星の一部分が宇宙にはじき出されたてできた。

② 関係のない天体が、なにかのきっかけで火星の重力にとらえられた。

のどちらかではないかと考えられています。

2つの衛星どちらも①かもしれないし、フォボスが①でダイモスが②かもしれないし、その逆かもしれないし、両方とも②かもしれない...

一言でいうと「謎」です。

そして、この謎はこの天体の近くまでいって写真を撮る!といったことをしても解明するのは難しく、実際に石を採ってこないとはっきりしません。そのため、実際に石を採ってくることができる日本の探査は世界から期待されています。

アポロ11号から46年たった人類は、冥王星の月の詳細な写真を手にしました。

ここからあと20年後の人類は、火星の月のかけらを手にしているかもしれません。

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