【速報】2015年ノーベル物理学賞は梶田隆章先生とマクドナルド先生

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2015年のノーベル物理学賞は、ニュートリノ振動の研究で、梶田隆章先生のアーサー・マクドナルド先生です!

ニュートリノは、質量がないと考えられていました。ところが、梶田先生らの観測によると、ニュートリノに質量があることがわかったのです。そのことを示すのが「ニュートリノ振動の発見」。

日本がかかわった、筑波でニュートリノをつくり、神岡にむけて飛ばしたT2Kという実験があります。筑波からのニュートリノを400キロはなれた、神岡にあるスーパーカミオカンデでキャッチした実験です。

未来館の5階にはスーパーカミオカンデの模型があります。じつは、この展示の監修をしてくださったのが、梶田先生なのです!

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ニュートリノ振動に関しては、未来館を卒業した科学コミュニケーター林田美里が記事をいくつも書いています。

ニュートリノ振動で宇宙がわかるわけ
ティータイム素粒子論No3ニュートリノ振動ニュース

この分野の第一人者であった戸塚洋二先生がご存命であれば、きっと共同受賞だったはずです。とても残念ですが、きっと今回の受賞を喜んでいらっしゃることでしょう。

この後、科学コミュニケーターたちが詳しい解説記事を公開します(いま、せっせと書いているところ)。今、しばらくお待ちください。

20151006takuma2.jpg未来館5階「世界をさぐる」にあるスーパーカミオカンデの1/10サイズの模型

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この記事への1件のフィードバック

若かりし頃の読書体験。
「アシモフ選集 物理編4 ニュートリノ」(アイザック・アシモフ著、1971年)
闘病中の病院で、毎日音楽三昧で過ごしながら、ベッドで読んだ思い出があります。当時、謎の素粒子と言われ、私はこの粒子こそ素粒子解明の切り札になるのではと勝手に思ったものでした。これは単なる直感で、何の根拠もないいい加減な発想でした。
ニュートリノが二種類しか知られていない頃で、その後、クォークが6種類と増え、次第に素粒子の姿が明らかになっていき、三種類のニュートリノが相互に変換しあうという事実に直面した時は、驚きを禁じえませんでした。
これに限らず、物理学の歴史のドラマティックな展開に、ワクワクする思いです。
刺激的、歴史的同時代に居合わせたことにしあわせを感じ、究極の宇宙が解明できる日が訪れる可能性に、深く興味を抱くことになりました。

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