きょうは「お月見」。でも、満月はあさって?

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きょう15日は、旧暦八月十五日。中秋の名月の「お月見」です。

でも、満月は、あさって17日です。

でもでも、あす16日夜の方が、あさって夜より丸い月が見えます。



???なんか、ややこしい......


ちょっと考えてみましょう。


【十五夜は、新月の日を一日として十五日】

2016年は9月1日が新月だったので、その日が旧暦八月一日。そして、きょう15日が十五夜でお月見となります。(現行のカレンダーの15日と旧暦十五日が重なったのは、単なる偶然です)


旧暦八月十五日の決め方は、詳しくは2年前の記事へ
「38年ぶり「9月8日」。今年の月見はなぜ早い?」
http://blog.miraikan.jst.go.jp/topics/201409083898.html



【新月や満月は"一瞬"】

新月や満月は、太陽・月・地球の方向がそろうこと。天体は常に動いているので、それは「瞬間」の出来事です。

今月の新月を迎えたのは、正確には9月1日18時03分でした。

新月から新月までは約29.5日(※)ですから、この半分の14.75日くらいを足した9月16日昼ごろに満月を迎えそうなものなのですが......



【新月から満月までの時間は、一定ではない】

月は楕円軌道を描くため、新月から満月までは13.9〜15.6日の幅があります。

20160915_tani01.png

新月から満月までの時間が変わる理由のイメージ図(c)国立天文台


今月はこの時間が長めで、新月から15日以上経った17日午前4時5分に満月を迎えます。そのため、「満月は何日?」と聞かれれば、「9月17日です」となり、旧暦十五日からは2日後です。

ただし実際に眺める月を考えると、満月の瞬間から12時間以上経った17日夜の月よりも、満月まで12時間を切っている16日夜の月の方が丸いのです。


※新月から新月までの周期も、29.3-29.8日の間で変化していますが、それよりも新月から満月までの時間の方が、変化の幅が大きく、影響も大きくなります。

より詳しくは、こちらをご参照ください。
暦Wiki/月の満ち欠け/月齢と満ち欠け - 国立天文台暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B7EEA4CECBFEA4C1B7E7A4B12FB7EECEF0A4C8CBFEA4C1B7E7A4B1.html
暦Wiki/月の満ち欠け/周期の変動 - 国立天文台暦計算室
http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/wiki/B7EEA4CECBFEA4C1B7E7A4B12FBCFEB4FCA4CECAD1C6B0.html



【良いお月見を! と言いたいが...】

お月見が必ずしも満月ではなかったり、「満月の日」の前夜の月の方が丸く見えたり、ちょっとややこしいのですが、ご理解いただけたでしょうか。

20160915_tani03.png


では、みなさん、良いお月見を!



......と締めくくりたかったんですが、天気、あんまり良くないですね。

そこで、良かったら、未来館に"お月見"に来ませんか?

20160915_tani02.jpg

Geo-Cosmosに映し出された月。クレーターが多い"裏側"も見えてます。


17日(土)までの「お月見イベント」の期間中、シンボル展示のGeo-Cosmosが毎時50分から月に変わります。天気に関係なく見られますし、地球からは見られない月の"裏側"を観察するのも面白いですよ。

中秋の名月 未来館でお月見!2016
http://www.miraikan.jst.go.jp/event/1607261420330.html



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