みんなで笑って考えよう!~今年もやってきたぞ、イグノーベル!!~

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こんにちは、やや夏バテ気味の科学コミュニケーター田代です!

8月終わっちゃいましたね...。
みなさんは楽しい夏休みを過ごしましたか?
それともこれから夏休みですか?

8月が終わると未来館では毎年、世界が注目する、とある授賞式でしだいに館内が盛り上がっていきます。
何だと思います?

世界が注目する、とある賞といえば、言わずと知れた10月のノーベル賞受賞者発表!
うーん、それも正解!

もう1つありますよ!
それは9月に行われる、格式ある(?)賞。

そう、ノーベル賞ならぬ、イグノーベル賞です!!

20170905_tashiro_01.JPG

イグノーベル賞とは、裏ノーベル賞とも呼ばれ、知る人ぞ知るユーモアあふれる授賞式です。
創設者はアメリカのimprobable researchの編集長、マーク・エイブラハム氏で、授賞式はハーバード大学のサンダースシアターで行われます。
さて未来館ではイグノーベル賞に関する活動を毎年行っているので、だいぶおなじみになってきていますが、
20170905_tashiro_02.JPGイグノーベル賞をもっと詳しく知りたい!という方は、コチラのブログをご覧ください。

イグノーベル賞2017年のテーマは、「uncertainty(不確実性)」です。

このテーマが授賞式の進行に大きく関わっているのですが、テーマと受賞内容には、あまり関係性が見られません。
しかし!イグノーベル賞で受賞する研究は実にユニークで面白いものばかりです。

一例として昨年のイグノーベル知覚心理学賞受賞を紹介します。

「股の間から景色を見ると違って見えるという研究」

受賞したのは日本の研究者、立命館大学の東山篤規教授と、大阪大学の足立浩平教授です!
受賞者である東山先生が受賞のスピーチとともに股のぞき実演すると、会場からは大きな笑いと拍手が!

そして司会者(前述のマーク氏)は、
「通路側に座っている方は、気をつけてやってくださいね」
と勧めるし、

賞を授与するプレゼンター(本家ノーベル賞受賞者)が舞台上で一斉に股のぞきを始めました。
20170905_tashiro_03.JPG

股のぞきしたらどうなるの?
やってみようかな?
そういえば小さい頃よくやってたけど、ただの遊びじゃなかったのか?!
しかし股のぞきの「研究」って何だろう。5分間隔で股のぞいてるのかな。
いろいろと妄想すると笑えるでしょう?

しかしこの股のぞきの効果は錯視(ものを見た時に起こる錯覚)の一種で、人間の知覚や認知の様相について知るための知見として意義のある研究と言えます。

一見、なんだこりゃーと悪ふざけのような印象を受ける研究でも、ふたを開けてみると、へえそうなんだーと奥が深い意外性に興味を惹かれる、これがイグノーベル賞の真髄です。

このようにイグノーベル賞では笑って、そして考えさせるということを大事にしています。
中には時代を風刺したものや、ブラックジョークの含まれるものも取り上げられることがありますが、受賞する意味を考えると、やはり笑うだけでなく考えさせられます。

さあ、みなさん。
このユニークなイグノーベル賞に今年、注目しましょう!

今年は誰がどんな賞を受賞するのか?
(例年のノーベル賞同様に科学コミュニケーターが予想します!)

日本人は11年連続受賞なるか?!
(日本人研究の受賞は通算で22回受賞しています)

去年は出てこなかったミススィーティープーは登場するのか?!
(イグノーベル賞のタイムキーパー的な少女のこと)

今年のオペラの内容は?
(その年のテーマに合わせてミニオペラが上演されている)

など、見どころ満載のイグノーベル賞が今年もやってきます!

イグノーベル賞授賞式の模様は9月15日(金)午前7時からインターネット放送のニコニコ生放送で配信されます(同時通訳付)。
また9月16日(土)午後6時からは2012年の音響賞受賞者、栗原一貴先生をゲストをお招きして、未来館でイグノーベル賞のイベントを行い、同じくニコニコ生放送で配信します。
私も仲間と一緒に出演します!
番組視聴URLはこちら(タイムシフト予約もこちらから)

館内の常設展5階コ・スタジオでは、9月10日(日)から毎日イグノーベル賞のミニトークも行いますので、みなさん、ぜひチェックしてくださいねー!

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この記事への2件のフィードバック

わわわ。今年もイグノーベルとりあつかうのですね。そしてスピーチジャマーの栗原先生も出るのですね。豪華!今年も日本人研究者の受賞があると良いですね。でもやはり日本人の受賞率、とても高い気がします。何か理由があるのでしょうか…?
未来館でのイグノーベル賞のミニトーク、見に行ける方が羨ましいです!科学コミュニケーターのみなさんも頑張ってください!!

日本人受賞おめでとう!

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