観察・分類から発見!企画展「ポケモン研究所」開催中。

みなさん、こんにちは!
ポケモンはゲームよりアニメにハマっていたぶっちーです!!
ムサシ・コジロウのロケット団が大好きで、高校生くらいまで見ていました!
さて、ただいま当館では、企画展『ポケモン研究所~キミにもできる!新たな発見~』を10月12日まで開催中です!
企画展ではみなさんもご存じのポケモンを題材に、科学研究のプロセスを体験できる内容になっています。
今回のブログでは、具体的にそれらの内容をいくつか紹介してゆきます!
「ポケモン研究所」の入口です。まずは、研究所の1日研究員になって博士からのミッションに挑戦してみましょう!
【第1研究室】
その博士からのミッションとは、モンスターボールの中に入っているポケモンを突き止めることです!
はじめに入口で、モンスターボール、スーパーボール、ハイパーボールのいずれかを受け取ります。モンスターボール⇒スーパーボール⇒ハイパーボールの順番に、難易度が上がっていきます。
自分が選んだモンスターボールを「観察マシン」にセットすると、中に入っているポケモンについてのヒントがもらえます。たとえば、あしあとだったり、鳴き声だったり、体重だったりと「観察マシン」ごとに、得られるヒントは異なります。全部で12個ある「観察マシン」の中から4つを選んでモンスターボールの中身を突き止めてゆきます。こちらの親子は装置を使って、ヒントが見られたようですが...まだ、答えはわからない!といった表情をしていますね。
ヒントを基にお父さんと相談して、どのポケモンが入っているのか考察中。答えはわかったかな?
実際の研究の現場でも、例えば生き物の場合、まずはその生き物の特徴をよく観察することから始まりますよね。
特に、特徴を観察してその生き物の「種名」を探る作業を、生物学では同定(どうてい)と呼んでいます。
生物学の研究では、まず研究対象の生物が何者なのか同定しないと研究が始まりません。同定作業はとても重要な作業なのです。実は第1研究室では、ポケモンを題材に実際の科学研究と同じプロセスを体験してもらっているのです。
【第2研究室】
ここでは、700種類以上いるすべてのポケモンを展示しています。それらのポケモンを、いろんな特徴で分類した展示があったり、実際に自分自身の考えでポケモンを分類することができるワークショップコーナーがあったります。そのワークショップコーナーは何時間も楽しんでくださる方もいらっしゃる、隠れた人気コーナー!お子様から大人まで幅広いお客様が楽しんでいかれます。写真のように親子で相談している場面もよくお見かけします。
黄色っぽいポケモンがまとめられていますね。これは、色で分類したのかな??
このように、第2研究室では「分類作業」が体験できます。分類をしてみると、研究対象を体系的に整理することができ、いろいろな発見へとつながります。
【第3研究室】
ここでは実際の生物を研究して得られた発見例を紹介しています。どんな生物の研究でも、まずは観察から始まります。
例えば、こちらは企画展内で展示している、ジャイアントパンダの右手の骨格です。
さて、よく観察してみると、指の数が5本よりも多くあるように見えることに気づきませんか??
動物園やテレビなどで、パンダが器用に片手で細い竹を握って食べているシーンを見かけることがあります。しかし、パンダは人間のように親指と他の指とを向き合わせることはできません。そこで、5本の指とは別の2本の骨を発達させているのです!この2本の骨と5本の指との間に竹を挟んで握ることができるのです。これは、1996年、日本の研究者らによる大発見でした。
指が7本あるように見えませんか??
このように不思議に思ったことをよく観察したり、分類したりすることで大発見へとつながります。第3研究所では、パンダ以外にも様々な生物学上の発見を紹介しています。
見た目はそっくりだけど、分類してみると実はまったく別の生き物たち。どうして似てしまったのか?そのストーリーを紹介しています。
カタツムリは基本的に右巻き。でも、あるヘビがいる島では、左巻きのカタツムリがいっぱい!カタツムリとヘビの間に何があったのか?その研究成果を紹介しています。
みなさんも、この夏『ポケモン研究所』で科学研究のヒントを得て、身の回りのいろんな不思議を観察してみましょう!きっと大発見につながるはず!!
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