ヒト受精卵へのゲノム編集 Part 1 ~何ができる?どんな仕組み?科学者の立場から

5月29日にトークイベント「あなたはどこまでやりますか?~ヒト受精卵へのゲノム編集~」を実施しました。
「みらいのかぞくプロジェクト」の一環で、2月初めに行われたキックオフイベント後としては初めてのトークイベントです。


今回のテーマは「ヒト受精卵へのゲノム編集」。ゲノム上の目的の遺伝子をピンポイントで、効率よく書きかえることができる「ゲノム編集」という新技術の登場によって、ヒトの遺伝情報を操作することも夢物語ではなくなってきました。
ヒト受精卵に対してゲノム編集を行えば、赤ちゃんが生まれてくる前に遺伝性の病気を治療できるなど、多くの可能性が広がる一方、加えた変異が次世代以降へも受けつがれる影響や、倫理的な問題などの懸念もあります。
ゲノム編集技術が動物実験のレベルでかなり進展してきた今だからこそ、多くの方とともに考え、語り合いたいテーマです。


こちらの記事では、基調講演の前半、国立成育医療研究センターの阿久津英憲先生の講演の模様をお届けします。

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集まれ!ジュニア科学コミュニケーター!の思い出話

みなさん、こんにちは!
科学コミュニケーターの田代です。

夏と言えば、日本科学未来館!
未来館の夏と言えば、1日科学コミュニケーター体験!

7月21日から8月10日までの平日に行っていた、このイベント。
集ったジュニア科学コミュニケーターの人数なんと、のべ53名でしたー!拍手~

体験したみなさん、楽しい夏の思い出の1ページになりましたか?
1日科学コミュニケーター体験、振り返ってみましょう。

「体験できなかったよ~」という方もぜひこのブログを読んで、一緒に体験した気分になってもらえたらと思います。

1日科学コミュニケーター体験って、何?という方は、コチラの記事をごらんください。

まずは、みんなとの思い出の場所、写真に撮ってみました。ご覧ください。
20160822_tashiro_01.JPGこれは、もはやDNAの二重らせん構造にしか見えなくなったらせん階段です。


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別冊aniani 進撃のタコ

一世を風靡したani・aniから時を経て......「別冊aniani」登場!
aniani本誌と違い、安心してお子様と一緒に読める話題をお届けします。
(anianiって何?という方は、文末にバックナンバーへのリンクがあります)

生物系科学コミュニケーターが繰り広げるめくるめく妄想トークの世界へようこそ。

  

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 ★登場人物紹介★
ぶっち (大渕希郷) :
動物園創設に燃える科学コミュニケーター。2016年4月からは夢を叶えるべく、京都大学が連携する動物園へ

くまこ (熊谷香菜子) :
ウミウシを愛する生物系科学コミュニケーター

まっつ (松浦麻子) :
元IT企業OL/現エネルギー・情報系科学コミュニケーター

※このお話は実際の閉館後の会話を元にしています

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ぶっち: ねえねえ、すごいウミウシ見つけたよ。

くまこ: えっ、どれどれ?

  

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地球の中身をもっと知りたい!!

こんにちは!梶井です!

本格的な夏の日が続いていますね。
今年から「山の日」もありましたが、夏はがぜん海派です!

ということで、今回の記事は、ある船の挑戦に関してです!

その船がこちら。

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国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC(ジャムステック); http://www.jamstec.go.jp/j/ )のちきゅうです。

普通の船とはだいぶ形が違いますね。それもそのはず!

海の底を掘る船なのです!

2005年の完成以来、海底を掘って、掘って、掘りまくり、東日本大震災のメカニズムの推定や、海底下2466 mでの微生物発見など、さまざまな成果を出し続けています。

「もの凄くハイスペックな船」、「海上の国際研究所」、「プラモを買ったほど梶井がメロメロ」など、ちきゅうそのものに関してお伝えしたいことがたくさんありますが、

そもそも、海の底を掘って何をしたいのでしょうか?

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「漢方で元気復活!忍者の携帯食"兵糧丸"をつくってみた」の巻

一見チョコクランチ...

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これは忍者の携帯食"兵糧丸"なるものです。

 

 

未来館では20167月より企画展「The NINJA -忍者ってナンジャ!?-」 を開催しています。

忍術書からうかがえる忍者が持っていた能力や忍術を科学的な視点からも紹介されています。また、実際に心・技・体を鍛える修行体験ができることも魅力です。中でも私が最も興味をもったのは、忍者が持ち運んでいた"携帯食"です。

例えば、梅干しがベースでのどの渇きを抑える「水渇丸(すいかつがん)」、そば粉やもち米をまぜ、腹持ちを良くした「飢渇丸(きかつがん)」などが紹介されています。

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水渇丸と材料

 

 

そして、私が一番惹かれたのが、 "兵糧丸(ひょうろうがん)"

 

カロリー補給だけでなく、漢方薬にも使われる材料である"生薬"の効能による気力回復をねらった携帯食なのです。いったいどんな生薬が使われていて、どんな味がするのでしょうか。

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アインシュタインの手紙

 「今の文明においてもっとも大事だと思われる事柄を、いちばん意見を交換したい相手と書簡を交わしてください」

 これは1932年、国際連盟がアインシュタインに出した依頼です。
文明(人類ともとれます)にとって、最も大事だと思うことについて、最もふさわしいと思う相手と往復の手紙でやりとりしてください、という依頼です。

 当時のアインシュタインは、どのようなテーマを選び出したのか、それだけでも興味をそそります。
 実際にはどうだったのでしょうか、皆さんはどう想像しますか?

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今の自分をさぐって、未来をつくろう!

こんにちは、科学コミュニケーター(SC)の田代修平です!

みなさんは、自分のことについて、どのくらい知っていますか?

例えば、「自分が得意なことは?嫌いなことは?」と聞かれたら、すぐに答えられますか?

未来館に勤めて早4ヶ月。

もういい歳ですけど、何か自分を見失っているような気がする私。

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なぜ、このようなことを考えるようになったかというと、この未来館で、たくさんの人と出会ったからなのです。

どんな出会いがあったかというと1ヶ月ほど前、未来館にいらした方と進路のことについて、お話ししました。

自分が歩む進路の方向が定まらなくて、と悩んでおられました。

悩むのは、とても大変な作業です。エネルギーがいります。

その上、きっと悩んでも悩んでも、また悩むと思います。でも、いずれは結論を出さなくてはならいわけです。

だからこそ悩んだ分だけ、1年後は楽しいと私は思っています。

それだけ、その方にとって、今が価値のある時間だからです。

この出会いで私、自分を見失ってる気がしているSC田代は、決意しました。

自分探しの旅に出ることにしました。

私自身も私自身ともう一度、向き合ってみようと思ったのです。

でも、どこかに行くわけではありません。ただただ、あれこれいろいろと考えてみようと思うのです。

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オリンピックで考える、資源循環

はじめまして!4月より科学コミュニケーターになりました、梶井 宏樹 (かじい ひろき)です!専門は化学です。

皆さん!いよいよ明日からリオ五輪ですね!
梶井は、バドミントン日本代表の試合が楽しみでソワソワしています!(バドミントンのお話は、いつか必ず!)

さて、オリンピックといえば皆さんメダルを思い浮かべると思いますが、東京五輪のメダルを都市鉱山から、つまり私達が廃棄した電子機器(携帯電話など)からとれる貴金属から作ろうという運動があることをご存知でしょうか?(八戸市、大館市、一ノ関市による合同提案など。)

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By Mitch Ames (CC BY-SA 4.0 via Wikimedia Commons)

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「16期メディアラボに対話ロボット来たる!CommU&Sotaのロボット談話室」

みなさん、こんにちは、科学コミュニケーターの田代です。

たぎるような暑さの季節になってきましたね。

梅雨が明けたので、床屋に行ってきました。髪の毛を切ってもらいながら備え付けの液晶テレビを見ていたら、ロボットやAI(人工知能)のことが流れてきました。

それを見ながら、以前に別の番組で見た、ある企業の取り組みを思い出しました。カメラ・マイク・スピーカーが搭載された小型のロボットを職場に置き、インターネットを通して、自宅にいる上司がまるでそこにいるような感覚で、職場にいる部下と仕事をするというものでした。

こうした取り組みは、社会全体から見たらまだ少数でしょうが、実用化は着々と進んでいるようです。

みなさんは、こんなロボットのこと、どう思っていますか?

「ロボットと暮らしている自分」を想像したことはありますか?

将来、私がテレビで見たようなロボットが社会に広がり、会社や家庭でロボットが隣にいるような世の中になるのでしょうか?

などと、考えていたら、散髪は終了。だいぶ短くなりました。

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実は、この7月から未来館の3階にあるメディアラボがリニューアルしました。

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私の「世界がかわる」~富士山と気象衛星画像~

 
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未来館のシンボル展示 Geo-Cosmos

 

 

未来館のGeo-Cosmosに映し出される気象衛星の画像。
私たちがいるのはこの青い地球の上です。

 

...と、私はわかっているつもりでした。
そう、「つもり」だったのです、つい最近までは。

 

先日、富士山に登り、今までよりクリアに「ここに私はいるんだ」と実感するようになりました。
それは、私の「世界がかわった」瞬間でした。

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