スポーツコミュニケーターはじめました その3
体操競技、鉄棒は鉄?

みなさん、こんにちは!科学コミュニケーターの片平です。今回もスポーツコミュニケーターとしてお届けします。

さて、今回取り上げるのは体操競技です。

しかし、今回のテーマは選手の話ではありません。体操競技に使われる、鉄棒のお話です。テレビなどで見る体操競技の鉄棒って、演技中に大きくしなっていたりして、学校や公園にある、あの鉄棒と全然違いますよね。以前は製鉄業に携わっていたため、鉄にはひとかたならぬ思い入れのある私・片平。「鉄棒っていうけど、あれは本当に鉄の棒なの?」──そんな疑問から、セノー株式会社企画開発部で体操競技用具の設計・開発を行っている濁川 靖(にごりかわ・やすし)さんにお話を聞いてきました。

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アルコールランプが理科の授業から消える?!

はじめまして、科学コミュニケーターの漆畑文哉(うるしばた ふみや)です。

突然ですが、これはなんでしょう。

20170915urushibata_01.jpg写真提供:ケニス株式会社

そう!アルコールランプです!!

簡単すぎました?未来館のブログを読んでいる方ならばアルコールランプはご存知ですよね。

もし知らなかったとしても、恥ずかしくはありません。タイトルの通り、今、アルコールランプは日本の理科授業から姿を消しつつあるのですから。

なぜアルコールランプが学校の授業で使われなくなってきたのでしょう? この記事では以下の3つについて掘り下げてみます。

  1. アルコールランプの代わりは?
  2. アルコールランプはなぜ姿を消しつつあるのか?
  3. アルコールランプは必要?

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今年のお月見は土星の「月」に注目しました!
地球に似た衛星「タイタン」の魅力を探る
【プロローグ】

こんにちは!科学コミュニケーターの渡邉です。

今年の中秋の名月は10月4日でした。皆さんはお月見を楽しめましたか?



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筆者が撮影した月(2017年10月4日)

東京のお台場の空はあいにく曇っていましたが、雲の隙間から見える月というのも、なかなか味わい深いものでした。未来館では毎年恒例のイベント「中秋の名月 未来館でお月見!」を9月13日から10月6日まで行っていました。


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「中秋の名月 未来館でお月見!」で上映されたGeo-Cosmos特別コンテンツ



今年は特別に、地球の月だけではなく、土星の「月」にも着目しました。ここでいう「月」というのは、惑星の周りを回っている衛星を指します。土星には62個もの衛星が発見されており、その衛星のさまざまな表情を、土星探査機「カッシーニ」がとらえてきました。

そのカッシーニは9月15日に無事その役目を終えたことが確認され、昨日はちょうど一ヶ月という節目になります。(そして偶然にも、昨日はカッシーニの打ち上げからちょうど20周年という大きな節目の日でもあります!)

62個の衛星の奥深さを味わいたい方はこちら高知尾のブログを、
カッシーニがどんな探査機か詳しく知りたい方はこちら渡邉のブログ
ご参照ください。



土星の62個の衛星の中も、カッシーニ計画で一番、探査に力を入れたのは最もよく調べられたのは「タイタン」です。



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このオレンジ色のぼんやりした衛星、タイタンは、他の惑星や衛星にはない魅力がたっぷりつまった天体なのです!地球に似ているって本当?生命がいるかもしれないの?昔の地球の気候の謎を解く鍵なの?そんなタイタンの魅力を、本ブログにていろいろな方向から探っていきたいと思います!




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未来館で化学を見つけてみませんか?化学のイベント開催します!

こんにちは!梶井です!

今日は科学コミュニケーターもとい化学コミュニケーターとして、10月22(日)に未来館で行われるイベントについて告知させていただきます!

突然ですがクイズです!

H2O(エイチツーオー)という言葉を聞いたことがあるかと思います。 水をつくっている小さいツブツブ、水分子ですね。

では、このグラスの中にある水は水分子がどれくらい集まってできているでしょう!?  ぐい飲みサイズのグラスです。

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(撮影・イラスト作成: 科学コミュニケーター 鈴木毅)

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ヒアリとの戦い、いつまで続く? アリと外来種防除の専門家に聞いてみませんか?

今年の夏、「ヒアリが日本で見つかった!」というニュースが日本中を駆け巡りました。

「年間100人の死亡例」という怖い情報もあって大騒ぎになりましたが、実際にはそんなに亡くなる人が多いわけではありません。でも亡くなった人が居るのも事実です。

続々と全国の港で見つかったヒアリ。「女王アリが居なければ日本に住みけない」なんて言っていたら、女王がいる巣が見つかったりもしました。

「もともと日本に住んでいるアリを殺しちゃいけない」と訴える専門家の声をニュースなどで聞いて、「え、なんで? 怖いじゃん」と思った方も多いのではないでしょうか。

20171012_yamamoto_01.jpg神奈川県では、「ヒアリ!?」という通報のうち、4割がクモ(アリグモの仲間)だったそうです。2mm程度の虫の見分けは超高難易度。(Photo by Daiju Azuma)


怒涛のように騒ぎが過ぎ去り、気付けばもう秋。ヒアリ問題は、ニュースなどであまり取り上げられなくなりました。もう終わったことのような空気になりつつあります。

実際のところ、どうなってるんでしょう?
もう解決した問題なのでしょうか?

実をいいますと・・・

解決していません。(なんてこった!)

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失敗から学ぼう!~ドングリの中絶!?~

こんにちは!科学コミュニケーターの梶井です!

すっかり秋ですね。 未来館で秋といえば「ノーベル賞」。最近の科学コミュニケーターブログもそれらの話題で盛り上がっています。

まじめな科学の記事の後で若干恐縮ですが、今回の記事は私の失敗談です。 ゆるくお楽しみください。


さて、9~10月になると、未来館内ではあるすてきな落とし物がチラホラと見られます。

その落とし物は、未来館の横にあるこの木からやってきます。

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(筆者撮影)

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あなたが発電で大切にしたいことは?

突然ですが、お願いです。あなたの時間を30秒ください。

そして、これについて考えてみて下さい。

20170922_kumagai01.jpg発電で、あなたは何をどれくらい大切に思いますか?

項目は以下の5つです。

いつでも好きなときに好きなだけ使えるようにすること

ずーっと:今だけでなく子や孫、もっと先の世代も使えるものであること

安全:発電所関連の事故等による危険を小さく、起こる可能性を低くすること

お金電気代を安く抑えること

環境:環境への影響、特に二酸化炭素の排出を抑えること

本当は5つ全てを5点満点で大切にしたいところですが、今の発電技術ではそれは叶いません。そのため、持ち点は15点です。あなたは、何をどれくらい大切にしたいと思いますか?

 

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【詳報】2017年ノーベル化学賞は
クライオ電子顕微鏡法の開発!

皆さんこんにちは!科学コミュニケーターの鈴木です!

2017年のノーベル化学賞、日本人とはいきませんでしたが、私の予想した研究と近い研究が選ばれました!

受賞理由:「溶液中の生体分子を高分解能で構造決定できるクライオ電子顕微鏡法の開発」
● ヨアヒム・フランク (Joachim Frank)
● ジャック・ドゥボシエ (Jacques Dubochet)
● リチャード・ヘンダーソン (Richard Henderson)

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(画像提供:ノーベル財団)

先生方、おめでとうございます!

まず、受賞理由にあります「クライオ電子顕微鏡」とは、極低温で使用する電子顕微鏡です。電子顕微鏡というのは、見ようとしているものに電子ビームを当てて原子1つ1つのレベルまで見ることができる機械です。
電子顕微鏡は学校の理科の授業で使う光学顕微鏡よりも、ずっと細かいものを見ることができるものすごい顕微鏡だと思ってください。そして、電子顕微鏡にさらに工夫を重ねたクライオ電子顕微鏡を使うことで私たちの体の中にあるタンパク質やウイルスなどの3次元構造を高画質で見ることができました。そのおかげで体の仕組みや病気の仕組みを解明するのに非常に役立っています。

では、受賞者三人はどのようにこの手法に貢献したのでしょうか。

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【速報】2017年ノーベル化学賞はクライオ顕微鏡の開発!

今年のノーベル化学賞は、

Jacques Dubochet氏、Joachim Frank氏、 Richard Henderson氏の3氏に贈られることになりました。受賞のテーマは「クライオ電子顕微鏡の開発」です。

クライオ電子顕微鏡とは、タンパク質などの生体分子やウイルスなどを水に沈めた状態で、瞬間冷凍させることで、生きた状態に近いまま高解像度に観察できる電子顕微鏡です。生体分子が壊れない程度の弱い電子ビームでたくさんのタンパク質を観察をして、向きが同じものを重ねあわせ、さらに向きが異なるものを組み合わせることで、全体の立体構造を再構築します。

クライオ電子顕微鏡は、生化学の分野で大いに活躍しています。

詳しい解説は、明日の午後に公開します。

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【速報&詳報】2017年ノーベル物理学賞受賞者が決定!今年はやはり重力波!

みなさん、こんにちは!科学コミュニケーターの高知尾です。

やりました!重力波の受賞です!
先ほど、2017年のノーベル物理学賞の発表があり、今年の受賞者が決定いたしました。

●レイナー・ワイス(Rainer Weiss)博士
1932年生まれ、マサチューセッツ工科大学 名誉教授。

●バリー・バリッシュ(Barry C. Barish)博士

1936年生まれ、カリフォルニア工科大学 名誉教授。

●キップ・ソーン(Kip S. Thorne)博士
1940年生まれ、カリフォルニア工科大学 名誉教授。

そして受賞理由は、
「レーザー干渉計LIGOを用いた重力波観測への多大なる貢献」
です!

御三方、おめでとうございます!!パチパチパチ!

キップ・ソーン博士は天体現象から放出される重力波をモデル化し、実際に干渉計で観測されたときの解析手法の開発に貢献しました。レイナー・ワイス博士はレーザー干渉計によって重力波を検出する方法を提案しました。また、バリー・バリッシュ博士は、LIGOの元責任者でLIGOがまだ今よりも小さなプロジェクトだったころに、国の予算を得て国際的なプロジェクトにするのに貢献しました。

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