火星の地震? 探査機インサイト まもなく火星着陸!

来たる11月27日(日本時間)、アメリカ航空宇宙局NASAの探査機インサイト(InSight)が火星に着陸する予定です。

20181121_oguma_01.jpg Image credit:NASA/JPL-Caltech

5月5日に打ち上げられたので、火星に行くにしては比較的短い旅です。下の画像は10月3日に飛行中の機体から撮影されたものです。火星が見えてきました!

20181121_oguma_02.jpgImage credit:NASA/JPL-Caltech

インサイトは、2012年の探査車キュリオシティから6年ぶりに火星表面に着陸する探査機です。下のイメージ図ではプローブを地面に刺していますが、何を測るのでしょうか?地面に置いてある小さいドーム状の装置は何?

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地域を活性化した科学技術を探す旅 ~島根県 海士町編~

離島を巡る旅人、科学コミュニケーターの伊達です。
先日、休みを頂いて島根県の離島「海士町 (あまちょう)」に行ってきました。
場所は、ここ!20181116date_01.jpg

島根県の交通の中心、松江駅からバスで1時間かけて七類港に行き。そこから午前中に4本あるフェリーで約3時間揺られた先にある島の町です。

決してアクセスが良いとは言えない島ですが、海士町は地域活性化に成功した島として全国から注目が集まっています。2014年9月の安倍晋三首相の所信表明演説では、そのロールモデルとして取り上げられました。

人口2300人程の島民のうち約1割が島外からの移住者で、海士町に魅入られた人たちが続々と集まってきている。

こんな記事をネットで目にした離島旅好き科学コミュニケーターの伊達は「こんなに人が集まるのには何か理由がある。それには科学技術、それも最先端のものが入っているに違いない!」と考え、実際に島を旅してどんな科学技術があるのかを見てきました。

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ちきゅうよ!南海トラフを掘り進め!


こんにちは!科学コミュニケーターの梶井です。


冬が近づき、大気の乾燥が一層厳しくなってきましたね。東京からも富士山がくっきり見える日が多くなったなあと感じます。


ところでみなさん、10月に静岡県の清水港から「ちきゅう」という巨大な船が出航したことをご存知でしょうか?


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清水港に停泊中の「ちきゅう」。全長210メートル、幅38メートル、高さ130メートルという非常に大きな船です。(撮影: 科学コミュニケーター 梶井)


今回の記事では、「ちきゅう」が大活躍するビッグプロジェクト「国際深海科学掘削計画(IODP)第358次研究航海」を紹介します。


このプロジェクトは、巨大地震の謎を解き明かすため、紀伊半島沖の水深約2000m地点から海底を掘り進み、海底下約5000mのプレート境界断層を目指すというものです(下図のC0002Fと書かれた部分をご覧ください)。5000mといえば、富士山のてっぺんから麓までよりも、さらに長い距離を掘っていることになります。


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掘削地点付近の断面イメージ図。2013年の航海で海底下3058メートルまで掘り進んでいましたが、今回はそこからさらに2000m掘り進み、プレート境界を目指します。(画像提供: 国立研究開発法人海洋研究開発機構)

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ミトコンドリアのほんとの姿は"あの形"とちょっと違う?!

こんにちは!科学コミュニケーターの田中です。

今年のノーベル生理学・医学賞は日本人である本庶佑博士が受賞され、メディアでも大きく取り上げられましたね。会見の様子など、目にする機会もあったのではないでしょうか。本庶博士は会見の中で、研究者を目指す子どもたちへのメッセージとして「教科書に書いてあることを信じない、疑いを持って、本当はどうなっているのかと思う」ことの大切さを説いてらっしゃいました。大変重みのある言葉ですね。常にその姿勢を貫くのは並大抵のことではありませんが、改めて意識せねば!と思います。

さて、この本庶博士の言葉を聞いた筆者が、ひとつ頭に思い浮かべたことがあります。それは「ミトコンドリア」です。おそらく名前は有名なミトコンドリア。その姿も、なんとなく生物の教科書に載っているものを見たことがある、という方が多いのではないでしょうか。では、そのミトコンドリアのイメージは果たして正しいのか......?!

◇教科書に載っているミトコンドリアの姿

ミトコンドリアといえば、生物の教科書ではこのように描かれているのではないでしょうか。

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生物の教科書に載っているミトコンドリアの絵(イメージ)

あ~こんな感じ!と思いましたか?

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定性的研究が突きとめる! 新規事業をつくった管理職は何を学んだ?

このブログは、「定量的研究が明らかにする 新規事業をつくる人ってどんな人?」 のブログの続きです。


前回のブログにおいて、学習目標志向性は、新規事業の業績を高める影響があることがわかった研究を紹介しました。


私はこの結果を知って、自分の成長のために働くことに後ろめたさを感じる必要はないかも?!という感想をもちました。これって、なんだか「個人にもいいこと」な気がしました。


ただ、その「個人にいいこと」って一体何?が言語化できなかったため、立教大学経営学部の田中先生がとりくんだ「民間企業の新規事業部門に所属する管理職の方の学習プロセスと、学習成果の研究」を深掘りすることにしました。

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定量的研究が明らかにする 新規事業をつくる人ってどんな人?

こんにちは! 科学コミュニケーターの眞木まどかです。

きょうは現在の科学コミュニケーターの中で唯一文系の私から、いつも取り上げている科学とタイプの少し異なる科学、「社会科学」の研究を紹介します。

みなさん、「社会」を「科学」すると聞いてどんなイメージを持っていますか?ブログを読んで、「社会」を「科学」するってどのようなことなのか、少しでもわかっていただけたら嬉しいです。

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見えないものが見えるように!光るタンパク質GFP

こんにちは!科学コミュニケーターの田中です。

先日、個人的にとってもショックなニュースが飛び込んできました。それは2008年にノーベル化学賞を受賞された下村脩先生の訃報。下村先生によるGFPの発見がなければ、生命科学や医学の研究はここまで進まなかったことは間違いないと言えるでしょう。それほど偉大な発見をされた下村先生。学生時代、実際にGFPを使って研究をしていた筆者にとって、下村先生の訃報は非常にショックだったのです。哀悼の意を表すとともに、その業績のすばらしさをここでご紹介したいと思います。

◇光るタンパク質GFP

下村先生は2008年に「GFPの発見と応用」でノーベル化学賞を受賞されました。GFPというのは、緑色蛍光タンパク質(Green Fluorescent Protein)、つまり緑色に光るタンパク質です。オワンクラゲという光るクラゲからGFPを発見したのが、下村先生です。ノーベル賞は、後述するほか2名の先生方と下村先生が同時受賞されました。

20181024_tanakas_01.jpg光るオワンクラゲの様子
(写真提供:鶴岡市立加茂水族館)

ではこのGFP、いったい何がノーベル賞に値するすごいところなのでしょうか?

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いぶき2号打上げ間近!地球観測衛星を使いこなそう

街で迷いそうになったらスマホで自分の現在地をチェック。この後、雨が降りそうかも?と思ったら天気予報をチェック。日頃何気なく使っているこうした情報がどこから来ているか、考えたことはありますか?

位置情報はGPS衛星、雲の様子は気象衛星「ひまわり」、というように地球をめぐる人工衛星から送られてきています。人工衛星というと遠い存在のように感じるかもしれませんが、私たちは毎日の生活で、気づかなくても人工衛星をすでに使っています。しかし、それだけではなく、人工衛星から得られるデータをもっと使いやすく、多くの人が使えるようにするための整備が今、進められています。

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10月29日に打ち上げられる予定のいぶき2号(CG)©JAXA

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社会は誰がカタチづくる?朝刊からのモヤモヤばなし...

登場人物 眞木(後輩科学コミュニケーター)
     伊藤(先輩科学コミュニケーター)

去る9月26日(水)の朝のこと...

眞木:(久しぶりに新聞でも読んで、いい文章を学ぼう)

スタスタ......サク  朝日新聞を手に取る

スタスタ......席に戻る──

眞木:(まずは一面から目を通そう......新聞のインクの匂いはやっぱりいい匂いだな〜新聞を読むのをもっと習慣化しよう〜〜
ん?「伊方原発の運転認める 広島高裁 差し止め仮処分取り消し」
読んでみよう。むむ、いったい何が起こったということ??)

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2018年未来館ノーベル活動を振り返る

20181007_katahira_01.jpgのサムネイル画像

こんにちは!科学コミュニケーターの片平です。

自然科学3賞の予想、発表後の速報ブログとあわただしく続いた未来館のノーベル活動が終わりを迎えようとしています。

このブログは、ノーベル賞に関連した一連のイベントをひっそりと見守り、ニコニコ生放送では運営コメントを打っていた2人の科学コミュニケーター片平と宮田の振り返りトークです。(本当は2人とも関西弁なのですが、あまりにざっくばらんに過ぎるので、標準語に修正されています。あらかじめご了承ください。)

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