その感染症は拡大する?収まる?

みなさんはじめまして!八田です。

寒くなってきましたね。星がきれいに見える季節です。そして、インフルエンザの季節ですね。

インフルエンザは流行が周期的に現われてくるところから、16世紀のイタリアの星占い師 たちはこれを星や寒気の影響(インフルエンス;influence)によるものと考えました。これがインフルエンザの語源と言われています。

すでに流行期入りしていた沖縄県や福井県に続き、先月(11月)には新潟県や長崎県でも全域で流行期入りしました。

ご存知でしたか?流行の目安は約5000の決められた医療機関で1週間のうちのインフルエンザ患者報告数が1機関あたり1人を超えることです。

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季節性のインフルエンザは日本では12月ごろから増え始め、1月にピークを迎えます。

寒くて乾燥した冬は、インフルエンザウイルスの活動しやすい時期です。

みなさんの会社や学校でもインフルエンザで休む人が出ているかもしませんね。

ご存じの通り、インフルエンザはうつる病気(感染症)です。

会社や学校、あるいは社会で感染症が流行したり、そこまで広がらずに終息したりするのは、何が違うのでしょうか?それぞれのウイルスがもつ、感染力の強さでしょうか? それもありますが、それだけではありません。

今回は感染症の流行についてお話したいと思います。

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もうえらべない?地球Sold Out! 未来の寿司屋に魚はいない!?

 

みなさんが寿司を食べるとき、最初に選ぶネタはなんですか?

私は、ハマチやブリなどの赤身魚を選びます。寿司ネタの代表格であるマグロも好きですし、サーモン、えんがわ、エビなど、食べたいネタをあげればキリがありません。

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(写真:おいしそうなマグロのお寿司)

 

"SUSHI"として世界の多くの人に知られ、食べられている寿司。こうしてブログを書いているだけでも食べたくなるほど、私も大好きです。

さて、あの"しゃり"の上に乗っている様々な魚介類。みなさんは、どこで誰がどのように獲ったのか、または育てたのかまで考えてネタを選びますか?多くの人の答えはノーだと思います。私もそうです。

しかし、「このままでは、魚の寿司ネタが食べられなくなるかも!」と危機感を与えるパネル展示が、未来館にあります。

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「100億人でサバイバル」するための、世界のとらえ方──未来館の常設展示より


未来館の常設展示を紹介するシリーズの第2回。

「人間」の「共感する」「他者と関わろうとする」性質を確かめた第1回に続き、

今回は視点を「社会」のスケールに広げていきます。


舞台は、2016年にオープンした「100億人でサバイバル」。

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世界の人口が近い将来に100億人を超す勢いで増えていることを踏まえ、

社会で人類が、そして私たち一人ひとりが「生き残る」ことを考えます。

前回記事:「人間を科学して行き着いたのは?」
http://blog.miraikan.jst.go.jp/other/20171030post-764.html



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お米を「つくる」「食べる」とは?
 ――ビューティフル・ライス展、始まりました


シンプルな「農」と「食」の営みを、科学の視点で展示にしました。


未来館の1階コミュニケーションロビーで、特別展示「ビューティフル・ライス ~1000年おいしく食べられますように」が始まりました。2018年1月8日(月・祝)までです。

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イラストや民俗資料、食品サンプルなどがふんだんにあるので、何となく眺めるだけでも楽しんでいただけることと思います。

でも、せっかくの機会。この展示に込めた意図などを少しだけまとめますので、よかったらお付き合いください。


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危険をさがして 地震に備える
~団体プログラム「地震の国で生き残れ!」遠隔授業 実施報告~

 

こんにちは!科学コミュニケーターの坪井です。
ハロウィンの翌日である、11月1日。私はこんなことをしていました。

20171101_tsuboi_01.pngパソコンと大きなディスプレイを見つめる科学コミュニケーターの宗像と坪井
何してる?

ゲーム? いえいえ、違います。
これ、中野区立緑野小学校との遠隔授業を行っているのです。

未来館では、来館する学校団体向けに提供しているプログラムがあります。その中から、30 min.サイエンス「地震の国で生き残れ!」を、今回、新たな取り組みとして、テレビ会議システムを使って行いました。

プログラムはどんな内容なのか?また、画面の向こうの子どもたちからはどんな反応が返ってきたのか、その様子をレポートします。

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自由研究でみーつけた! 自分の世界が広がる楽しさ

 

こんにちは!科学コミュニケーターの坪井です。
最近、とても嬉しいことがありました。

それは、これ!

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このスケッチブックは、東京都中央区在住 小学5年Aさんが夏休みの自由研究として気象について調べたことをまとめたもの。

これを見せに、先日Aさんがわざわざ未来館にきてくれたんです!

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Lesson #3.11プロジェクト
6年半でわかってきた原発事故による海洋への影響と現状

こんにちは。 科学コミュニケーターの森脇です。

2011年3月11日に起きた大地震と原発事故。
あれから、6年半が経ちました。
3.11後に研究を始めて今だからこそ分かってきた科学的データがある。
それを皆さんに正しく伝えたい。
その想いでこのブログを書いています。

3.11の教訓を、私たちのこれからの暮らしにどのように活かしていくのか。
未来館では、3.11に起こった事象とその後について、科学的データに基づいて情報発信し、今、そしてこれから、何を考え、何をしなければならないのか、皆さんと一緒に考える活動「Lesson #3.11」を続けています。これまでの活動内容についてはこちらよりご覧いただけます。


そして、世界中から科学館関係者が集まる「SCWS 2017」に合わせて、11月14日(火)から17日(金)まで未来館5階 Miraikan Cafe前にてパネル展示を行います。

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そのうち、16日(木)、17日(木)は通常どおり開館しており、皆さまにもパネルをご覧いただけるのですが、今回は世界中の人が読めるよう、すべて英語のパネル.........

ということで、このブログではその内容の一部を日本語で紹介します。この記事で取り上げるのは、海洋とそこに含まれる放射性物質についてです。

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科学は好奇心、好奇心は文化

科学者は難しい専門的なことを研究していて、なかなか一般の人々には気づいてもらえないなと日々思っていました。でも、毎年一回、ほぼ必ず、「科学者が日本文化に貢献した」ことが表彰されていると気づきました。


 

皆さん、こんにちは。科学コミュニケーターの鈴木です。

 

10月24日の朝、いつものように私はテレビでニュースを見ていました。
布団の中で8割くらい寝ながら見ていたのですが、
「文化功労者」の文字が目に入ったことは覚えています。
そんな表彰みたいなものもあったなあ、
となんとなく見ていました。
テレビでは歌舞伎の中村吉右衛門氏を大きく取り上げており、
その後コシノジュンコ氏が紹介されたように記憶しています。
ほかの選出者は名前だけ出たのですが、
その一覧の中で個人的に知っている名前を見つけたのです。
化学者、村井眞二博士です。
(前職で私が所属していた研究プロジェクトの領域アドバイザーを務めていらっしゃったので見慣れたお名前でした)


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(写真提供:村井眞二博士)

 

村井眞二博士、文化功労者へのご選出おめでとうございます!

 

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タスマン海の上で地球の謎に挑む研究者の2ヶ月間

20171031_tsuboi_01.jpgアメリカの深海掘削船「ジョイデス・レゾリューション(JR)

 中央にそびえ立つ61.5 mのやぐらが目を引く、アメリカの深海掘削船「ジョイデス・レゾリューション(JR)」。日本の地球深部探査船「ちきゅう」と同様、世界中の海の下に眠る岩石を掘削して、地球の歴史を解明するための科学掘削船で、約2ヶ月にわたる研究航海へと年間5回ほど旅立っています。

 
 この船に乗り込む研究者はどんな想いで航海に挑み、どんな2ヶ月間を過ごしているのでしょうか。
 
 

20171031_tsuboi_02.JPG松井浩紀さん。手に持っているのは、掘削した海底の堆積物です。(JR船内にて)


 
 松井浩紀さん(乗船時は東北大学 理学研究科・研究生、現在は高知大学 海洋コア総合研究センター・特任助教)は、オーストラリア南東に広がるタスマン海を、7月末から9月末までかけて調査する航海に参画した研究者の一人。今回の航海にかけた想いからその面白さまで、たっぷりと話を聞いてきました。

 

 

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今年のお月見は土星の「月」に注目しました!
地球に似た衛星「タイタン」の魅力を探る
【地形と気象編】

科学コミュニケーターの渡邉です。

前回のブログでは、土星の衛星「タイタン」は土星探査機カッシーニが到着するまでは謎に満ちた衛星だったんだ、というところで話が終わってしまいました。

というわけで、お待たせしました!本記事ではいよいよ、カッシーニや着陸機ホイヘンスが見てきたタイタンの素顔をご紹介します!


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ボイジャー2号が撮像したタイタン



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