天然酵母を育ててみました。 ~われら、酵母探偵団!~

さあ、発酵部の活動レポートも3回目を迎えました。

前回は、正体不明の酵母をとったところまでお伝えしました。

(前回までの記事はこちら。『天然酵母』という言葉については次回のブログで触れます。)

http://blog.miraikan.jst.go.jp/other/20140714post-502.html

http://blog.miraikan.jst.go.jp/other/20140716post-505.html

 

今回は、その正体を探ります。

探偵気分でお付き合いください。

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正体を探るため、まずは参考書を見てみましょう。

志水:情報収集は探偵の基本だな(ニヤリ)

これがその参考書 「The Yeasts: A Taxonomic Study, Fifth Edition」(志水訳:酵母の分類学第5版)です(Kurtzman・Fell ・Boekhout(2011)Elsevier Science)。

世界中のありとあらゆる酵母が掲載されています。

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分厚いですねえ。

3巻合計で2000ページ以上 もあります(図書館に伺ったこの日は、2巻が借りられていました)。

この本には約1300種 もの酵母とその見分け方が載っています。

さて、レーズンからとれた酵母が何者なのか、1300種の中から探し出さなければなりません。

志水:無理でしょ。 ......いや、名探偵は、決してあきらめてはいけない!

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夏が来た!そうだ、ボライベに行こう!~ボランティアイベント2014・夏~

夏と言えば。

海?山?いやいや夏祭り?

 

いいえ。

未来館で夏と言えば、「ボランティアイベント」ですよっ!!!

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未来館に、私たち科学コミュニケーターと同じような、でも色違いのジャケットを着ている人たちがいることは、みなさんご存じですよね?

そう、オレンジ色のジャケットを着た彼らこそ、未来館ボランティア!!!

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去年の夏のボライベで話すボランティアさん

 

その未来館ボランティアが企画から運営まですべてを担当するイベントがこのボランティアイベント、通称ボライベです。毎年、夏休みと冬休みが始まる頃に実施されています。

 

今年の夏のボライベは7月19日、20日の2日間

幅広く科学技術に触れることができるさまざまなプログラム11個が用意されました。

今日は11のプログラムから、ほんの一部をご紹介します!

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天然酵母を育ててみました。 ~夏休みの観察日記、コツ教えます~

天然酵母からパンを焼くべく、意気揚々と発足した「発酵部」。

今回は2回目のレポートです。

 

何はさておき、天然酵母が取れた様子をご覧いただきましょう。

 

どうだ、シュワシュワしてるでしょう?何かいそうな感じがしますよね!

 

「......って、これ本当に天然酵母のおかげ?」「泡と天然酵母に関係はあるの?」

そんな声が聞こえてきたとかこないとか。

 

ビンの中でいったい何が起きたのか?今回は、私の観察日記を公開します。

(夏休みの自由研究をお考えのみなさん、観察日記のコツもお教えします。)

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STAP細胞があったとしても

1月末に発表されたSTAP細胞は、再生医療につながる可能性があるとして、大いに注目を集めました(STAP細胞の何がスゴイとされたのかは、発表の翌日に科学コミュニケーターの志水が書いた記事をご覧ください)。

残念ながらこの論文は、捏造や改ざんと判定された箇所があり、また、それ以外にもたくさんの過誤があって、すでに撤回されています。

これまでのところ、STAP細胞が存在したという証拠はありません。

とはいえ、STAP細胞に対する期待は今も大きいようです。

1月末の発表の直後には、生物学への貢献や再生医療への応用だけでなく「夢の若返りが可能になるかもしれない」などとも語られました。もし仮にSTAP細胞が本当に実在したとしたら、その夢はいつごろ、実現するのでしょう? 

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『7月19日、20日 イベント告知 「1たす1が2じゃない世界」とは?』

みなさんも一度は耳にしたことのあるカエルの合唱。

このカエルの合唱にも法則性があり、数式に表せることはご存じでしょうか?

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天然酵母を育ててみました。~まずは「酵母」を知らねばならぬ~

未来館がある東京は、どんよりした天気が続いています。この時期は、気持ちまでどんよりさせる「カビ」が姿を現してきます。

とはいえ、湿度が高いこの時期は微生物の生育に最適。ならば、私たち科学コミュニケーターも微生物を観察してみよう!ということに。

 

志水微生物は観察したいけど、カビを見るのもなあ......。

 

書店をブラブラしていたそのとき、書棚の一コーナーに目が行きました。

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  MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店にて

 

並んでいたのは、「天然酵母」を使ってパンをつくるレシピ本。酵母とは、微生物の一種で、パンやお酒をつくるのに使われています。パン作りで一般的に使われるドライイーストも酵母です。酵母はさまざまな食品の表面に付着しています。食品の糖分を栄養にしているのです。その酵母を取り出せれば、ドライイーストと同じようにパンが焼けるはず。そのような酵母が「天然酵母」と呼ばれているようです。

 

志水どうせ見るなら食べ物づくりに役立つ微生物がいいよね!

 

と、いうわけで、私たち科学コミュニケーターが天然酵母を観察して、パンを焼くことにチャレンジしてみました。

夏休みももうすぐです。自由研究のご参考に。

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集まれ!ジュニア科学コミュニケーター!

ハイ、そこの小学生中学生の皆さん、注目!

突然ですが...

科学コミュニケーターになってみませんか?

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そう、未来館で、白いベストを着ているあの人達です。

「展示の解説をしてくれる人達だよね?」
「科学を伝えるってどういうこと?」
「そもそも科学コミュニケーターってどんなお仕事?」
......

尽きない疑問の答えにお答えするイベントがこちら!
今年もやります!

「集まれ!ジュニア科学コミュニケーター!
〜半日科学コミュニケーター体験〜」

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最先端の機器でDNAを調べ、何の肉かを鑑定@ライフテクノロジーズジャパン

 

真剣な表情で実験器具を扱う、白衣姿の女の子。
その様子を、後ろで見守っている男性。

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チューブの中身をじっと観察している、保護メガネの男の子。  

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皆さん、何をしているのでしょう?

クラブMiraikan会員の方たちがリアルラボというイベントで、ライフテクノロジーズジャパン株式会社を訪問し、実験を行った時の様子です。

最先端の機器を使って、わずかな肉のDNAを調べ、何の肉かを鑑定する実験を、ライフテクノロジーズジャパンのスタッフがサポート。

子どもたちが普段なかなか入ることができない、本物のラボで行った実験の様子をお伝えします。

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牽牛花をご存じですか? =七夕とあの植物のお話=

7月7日は七夕。

 

一年に一度、織姫様と彦星様が会える日。

空を見上げて、織姫星であること座のベガ、彦星であるわし座のアルタイルを探してみては?

 

・・・と、星観察については、この人に任せるとして。

 

今日は星の話ではなく、植物のお話です。

未来館で今、注目の植物といえばこちら。

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きれい。

これ、アサガオです。

え?アサガオ?

そう、変化アサガオです。

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エネルギー再耕① 牛のうんちは大地の恵み

 

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「エネルギーは地域の風土に合った方法

土地を "耕し""収穫" するもの」

 

福島第一原発事故のあと、大規模な電力会社に頼らず、自分たちで再生可能エネルギーをかき集めようという取り組みが、じわりと広がっています。そんな取り組みを紹介する企画をはじめます。タイトルは「エネルギー再耕」「エネルギーは本来、地域に根ざした1次産業じゃないだろうか」との思いを込めて、課題を考えなおす「再考」の文字に「耕す」を用いました。第1回目は、岩手県葛巻町「牛の恵み」を紹介します。SCの松浦と細々と続けてまいります。

 

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気づいたら牛に囲まれていました

牛は柵からニョキッと顔を

黒々とした大きな瞳見つめてきます

「ボチャ、ボチャッ、ボチャ」

油断をしていたら、牛のうんちが飛び散りました。

人より牛が多いまち、岩手県葛巻町に行ってきました。環境エネルギー政策研究所による「永続地帯2013年版報告書」によると、同町の電力自給率は190%。すべての住民の電気をまかない、さらに余った電気を売れるほど発電しています。基幹産業は昔から続く酪農林業。ないものねだりをしない、そのまちの歴史に合ったエネルギーと出会いました。

(※今回の記事にはうんちの写真が出てきます。食事中の人は閲覧注意!)

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