ホッキョクグマの肌は真っ黒で、毛は透明なストロー。

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みなさん、こんにちは!ぶっちーです!

寒い日が続きますねー

爬虫類が好きだからか、私は寒さが苦手。ブルブル

 

なのに、ホッキョクグマはご覧のとおり。

雪の中で居眠りしてもへっちゃら!!

しろくま

どうしてでしょう??

そのひみつは体毛にあります。

 

 

さあーさあー、お立ち会い!

手前、ここに取い出したるは、ホッキョクグマの体毛!!

しろくま毛

 

 

 

正確には体毛の断面に、その秘密があります。

では、そのひみつをさぐるため電子顕微鏡(SEM)で拡大して見てみましょう。

 

polarbear01

ホッキョクグマの体毛とその断面。(撮影:ぶっちー)

 

どこが普通の毛と違うか、おわかりになりますでしょうか??

比較のために、わたしの体毛の断面も拡大してみてみましょう。

 

というわけで、泣く泣く腕毛をカット!!(

見よ、この科学コミュニケーター魂!!

 

ヒト腕毛

 

そして拡大観察!

ヒト腕毛01

キューティクルが美しい ぶっちーの腕毛とその断面。(撮影:ぶっちー)

 

 

気づかれましたか??

ホッキョクグマの毛の断面には穴があいていますよね??

実は、ホッキョクグマの毛はストローのように中空になっているのです!!

 

polarbear01kakou

 

この中空構造によって、断熱効果が高まると考えられています。

日本でも北海道などの寒冷地では、窓を二重にしますよね。これは空気の層を挟むことによって断熱効果を高めているのです。

 

ホッキョクグマの毛もこれと同じような効果があると考えられています。

 

 

さて、ホッキョクグマは別名シロクマと呼ばれていますが、

 

実は肌の色は黒で、毛の色は(白に見えますが)透明なのです。

 

そして、それも寒さ対策の一環です。

 

ど~ゆこと???

 

知りたい!!!

 

と思われた方は、次の土日、12月21日(土)22日(日)に未来館で行われる「ボランティアイベント2013・冬」までぜひぜひお越しください。

 

ボランティアに混じって、科学コミュニケーター髙橋・ぶっちーも『南極・北極の生き物の不思議~実験!極域の魚はなぜ凍らない!?~』というブースを出します!

 

ホッキョクグマだけでなく、南極・北極にすむいろんな生き物の寒さ対策について実験も交えて解説します。

 

 

 

さらに!

北極・南極にすむ変わった生き物の標本もきます!!

 

アイソポッド触角

 

写真提供:杉野隆(葛西臨海水族園) (C)葛西臨海水族園

 

そのひとつがコレ!!

その正体は、北極の海にすむアークティックアイソポッド Arcturus baffini !

甲殻類の中でもフナムシやダンゴムシなどに近い仲間です。

写真は頭を下にして、海藻にくっついているところです。頭からとても長い触角が生えていますが(赤矢印)、メスは卵を体にある袋の中で孵したあと、この長い触角の上で子どもを育てます。

 

子どもたちは、なんと1年以上も母親の触角の上で生活するようです。ビバ!触角ライフ!

 

詳しい理由は分かっていませんが、これもきびしい環境で生き残るための知恵なのかもしれません。

 

寒い寒い冬を生き抜く科学的な知恵を、動物たちから科学的に学んで新しい年を迎えるのも乙かもしれませんよ♪

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この記事への2件のフィードバック

素敵な腕毛、ありがとうございます(笑)

電子顕微鏡ってすぐに撮れるんですね。

普段目にできないものをいろいろ拡大して見てみたいです。

シロクマなのに肌が黒って、かなりセンセーショナルでした。

円形脱毛症とかになったら超目立ちますね。

いや、そういう話ではなくて、寒さ対策なんですね。

ボランティアイベント、盛り上がりそうですね。

いいなぁ…関西でもやってください!

田中あんこさま

コメントをありがとうございます(^^)

腕毛はお粗末様でした・・・笑

今回使用した電子顕微鏡は、従来のものとちがって簡便かつ短時間で観察が行えるものです。卓上電子顕微鏡と呼ばれています(ただし、解像度・最大倍率は高くない)。

私が学生のときに使っていたものは、立ち上げ・試料交換にすごく時間がかかるうえに、写真も現像から焼き付けまで自分でやっていたので大変でした!時代は進んだものです。

透明の毛と黒い肌で太陽熱を・・・なわけです。笑

ネタバレになってしまいますので伏せ字で失礼!

関西出身なので関西でも出前イベントやりたいです。

なお、関西の水族園でボランティアをしていたときはボランティアフェスタをやりましたが、おすすめですよ。まだ継続してやっているようです↓

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2013/02/20130215142001.html

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