イベント報告 サイエンティスト・トーク「数理モデリングで感染症の広がりを防げ!-数理モデル大実験-」

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7月20日(日)15:00~16:00に東京大学生産技術研究所の占部千由特任助教にお越し頂き、サイエンティスト・トーク「数理モデリングで感染症の広がりを防げ!-数理モデル大実験-」を開催しました。 本イベントは、メディアラボ第13期展示「1たす1が2じゃない世界-数理モデルのすすめ」の関連イベント。 当日の参加者数は、定員40名を超える66名でした!

 

当日の様子は、Miraikan Channelにアップされていますので、まだの方はぜひご覧下さい!

 

このブログでは、特に私の印象に残っていることを3つご紹介します。

 

1.参加者の皆さんの熱心さ

当日は、小学生から大人まで幅広い年代の方がお越しになり、皆さん熱心に聴講しておいででした。占部先生の研究テーマは「複雑系数理モデル学」。複雑系数理モデル学を利用して、実際に私たちが生きているこの社会での問題に対して対応策を検討するという内容です。インフルエンザなどの感染症の広がりの研究を中心に、複雑系数理モデル学の基本的な考え方から噛み砕いてお話して頂きました。私たちが実生活において身近に感じることは、まだまだ少ない、この分野。それをどうやってお伝えするかが今回の課題でした。だからこそ、参加者の皆さんが、最後まで熱心だったのが印象に残っています。

 

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2.サイエンティスト・トークで数理モデル大実験!

研究の一部を実際に体験することで、その面白さにもっと触れてもらおうと簡単な数理モデル実験も行いました。空気感染するウイルス等の病原体をもつ人が公共空間にいた場合、どのように感染が広がるか、感染症伝播の数理モデルに基づいて未来館の来館者にご協力いただき「数理モデル大実験」2月~3月に実施しました。参加者に微弱な電波を発信する名刺サイズのバッジを付けていただいて、同じ実験を会場内でも行ったところ、感染の広がりを模した現象を再現しました。バッジは未感染状態、潜伏期の状態、感染性のある状態(近くにいる他人を感染させかねない状態)、回復して免疫を獲得した状態に応じて、LEDランプの色が変わります。今回の実験でも、感染性のある状態のバッチを中心に、感染が広がっていくのが、はっきりとわかりました。参加者の皆さんにも、この試みは好評でした。

 

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緑が未感染、黄色が潜伏期、赤が感染性のある状態を表しています。

 

3.占部先生と参加者皆さんの対話

サイエンティスト・トークに参加する醍醐味は何と言っても、研究者と直に話せることだと思います。今回は質疑応答の時間をしっかりと取りましたが、終了後も占部先生とお話する人が絶えなかったのが印象的でした。質問の内容も研究に関する内容から、進路に関係するものまで多岐にわたっていました。会場には小・ 中・高校生も多く、その方達へのメッセージもあり、占部先生のお人柄が出ていました。  

 

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今回は定員を超える、多くの方にご来場いただき、盛況のうちに終えることができました。ご講演をしてくださった占部先生、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

そして......
いよいよ来週、10月22日(水)からメディアラボ第14期展覧会「まず!ふれてみよ ~テニトルセカイ ツナグミライ~」がオープンします。こちらもお楽しみに! 詳細は以下のページをご覧ください。
http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/future/digital/medialabo.html

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