15カ国のミニサミット ~日本の魅力再発見~

皆さん、今年も残すところ1ヶ月ちょっととなりましたね。1年が過ぎるのは早いものです。

このことを英語で「Time Flies」と言います。まさに「時間が飛ぶように過ぎる」ということです。特に忙しいときや何かに夢中になっている時は時間が経つのが早く感じますよね。私は11月19日(土)にサイエンスアゴラのワークショップ「日本の魅力、再発信!~留学生、研究者とともに語ろう~」を企画しました。準備から終了まで、本当にあっという間に時間がたちました。無事に終了し、参加者そしてサポートしていただいた皆さんに感謝しています。

当日は「台風?」と思うぐらいの強い風と激しく雨。でも、そんな荒天の中ワークショップには14カ国からの留学生14人、産業技術総合研究所から研究者2人、一般参加の日本人7人、そして未来館ボランティア4人、合計27人にご参加いただきました。このワークショップの目的は3月11日の震災以降、風評被害によって減少した海外からの旅行者を呼び戻すために、日本が世界に誇れる伝統、文化、慣習、科学技術の魅力とはどんなものかを留学生や研究者と話し合い、発見していくことでした。国際色豊かな雰囲気のなか、日本の魅力そして発信方法について活発なディスカッションが行われました。

日英でドキドキのコミュニケーション

日英の2つの言語でのワークショップでしたが、日本の皆さんにも英語でのコミュニケーションにチャレンジしていただきました。「海外へ伝えたい日本の科学技術、日本人の魅力」「日本が出来る海外への技術支援」「観光客を呼び起こすための情報発信方法」など多彩なテーマで意見交換をしました。価値観の違いから、意見がなかなかまとまらないグループもあれば、反対に意気投合して意見がどしどし出たグループも。あっという間の90分でした。

多くの留学生から「グループディスカッションでの意見交換が一番楽しかった」「日本の科学・技術を知ることができ、とても良かった」などの感想をもらいました。特に留学生が思う日本人の魅力として「協調性、時間厳守、良く働く、礼儀正しい」などが出ました。改めて日本人の良いところを再確認した感じでした。でも「国際的視野、自由性、開放性」など日本人にもってもらいたい要望もあがりました。留学生は日頃研究などで忙しく、ゆっくりと日本の魅力や自己体験を顧みることがあまりないそうです。だから、今回のワークショップはとても価値があったと言っていました。

あなたは日本の魅力を発信しますか?

嬉しいニュースは参加者のほぼ全員がアンケートで日本の魅力を誰かに伝えたいと答えてくれたことです。そして発信のためにブログを利用したり、外国の方が興味を持つ日本の魅力を自ら発見したいとコメントをもらいました。 日本人参加者にとっても普段気づかない日本の魅力を留学生から聞くことが出来き、いい刺激になったと思います。終了後、参加者からもっともっとディスカッションする時間が欲しかったという嬉しいご意見がありました。

今回の出会いを大切にしこのようなイベントをまた近い将来開催してみたいと思います。

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