SFを切り口に人工知能がつくる未来を想像する、トークセッション「イマジネーション×サイエンス」開催報告

本記事は、未来館フォーカス関連イベントに関するものです。
同内容は未来館フォーカス特別ページ内でもお読みいただけます。
(URL : https://www.miraikan.jst.go.jp/aboutus/focus/article001.html )

人工知能(AI)の急速な発達により、私たちの生活はどのように変わっていくのでしょうか。そのとき、人間は社会でどのような役割を担っているのでしょうか。そんな未来を「SF が描く AI 社会」を切り口に研究者やクリエイターと一緒に想像してみようと、日本科学未来館は2019年9月13日(金)、トークセッション「イマジネーション×サイエンス~人工知能がつくる未来を想像する~」を未来館のシンボルゾーンで開催し、約320名が参加しました。本トークセッションは、科学技術が関わる重要な社会課題の一つを未来館が注目して取り上げる「Miraikanフォーカス」の第一弾イベントとして企画されました。1時間半におよんだ当日の議論から「これからのAI社会」と「人間らしさ」の二つに焦点を当てて、登壇者の発言の一部を要約・抜粋したうえで報告します。(企画・ファシリテーション:科学コミュニケーター 宮田龍)

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トークセッションの様子。写真左から、宮田龍、三宅陽一郎氏、デイヴィッド・ケイジ氏、大澤博隆氏

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SDGsリレーブログ・タイバンコク編 情報技術で渋滞解消!快適な移動を実現するには【前編】

 タイの首都バンコクは長年ひどい交通渋滞に苦しめられています。経済損失や地球温暖化の原因ともなっている渋滞をどうしたら減らせるでしょうか。
 SDGsリレーブログ第5弾は、不快な移動をいかに快適なものにするのかという視点で、この問題に挑んでいる研究者たちの取り組みを紹介します。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標11「住み続けられるまちづくりを」に着目して取材しました。SDGsの理念である「誰一人取り残さない」につながる取り組みです。(科学コミュニケーター松島聡子)

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取り組みに関するゴール(SDGs 11番)とSDGsの理念

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SDGsリレーブログ・タイバンコク編 情報技術で渋滞解消!快適な移動を実現するには【後編】

 前編では、情報技術を活用してバンコクの渋滞を解消し人々の快適な移動を目指すプロジェクトの取り組みについて紹介しました。
 中部大学持続発展・スマートシティ国際研究センター長の林良嗣教授の下、快適な移動の評価方法について調査をしている、タイからの留学生ウィットサルートさんに話を聞きました。


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ウィットサルートさん

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SDGsリレーブログ・インドネシア編 イネ科の作物ソルガムがカギ!見捨てられた草原の持続可能な利用をめざして【前編】


 インドネシアのいたるところに広がる一見美しい草原は森林伐採の象徴です。伐採の跡地にはえる草原で、アランアラン草原と呼ばれます。地元住民にとって利用用途も限られ、元の森林に戻すことも難しいため荒廃草原とも呼ばれています。
 SDGsブログ第4弾では、そんなインドネシアの草原を貴重な生活資源を生み出す土地として生まれ変わらせようとしている研究者たちの取り組みを取り上げます。国連の持続可能な開発目標(SDGs)の目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」、目標15「陸の豊かさも守ろう」、目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」に注目して取材しました。(科学コミュニケーター綾塚達郎)


20191226_ayatsuka_01 アランアラン草原 バリクパパン.jpgインドネシア・カリマンタン島にあるアランアラン草原


20200106_ayatsuka_02 SDGs 7 15 17ロゴ再編集.jpg取り組みに関するゴール(SDGs 7番, 15番, 17番目のゴール)

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SDGsリレーブログ・インドネシア編 イネ科の作物ソルガムがカギ!見捨てられた草原の持続可能な利用をめざして【後編】


 SATREPSの研究プロジェクトでは現地の学生や研究者を招き、日本の技術移転を積極的に行っている。SDGsの17の目標の1つとして掲げられている「パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献している。
 この一環でインドネシアから来日し、梅澤さんの元で研究を進めているのがスパトミさん(34)だ。スパトミさんはインドネシア科学院(※1)に在籍中の研究員で、日本で博士号を取得した後はインドネシア科学院でさらに研究を進める予定だ。スパトミさんに京都大学生存圏研究所で話を聞いた。

※1 正式名称はIndonesian Institute of Sciences (LIPI)。以下本文では、インドネシア科学院とのみ表記する。


20191226_ayatsuka_01梅澤さんスパトミさん.JPG左から、スパトミさん、梅澤さん


20191226_ayatsuka_02インドネシア地図.jpgインドネシア ジャカルタとボゴール(地図:©OpenStreetMap contributors

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市民科学で生き物からのシグナルを捉えよう!

市民科学の事例について、これまで未来館の科学コミュニケーターがいくつかご紹介してきました(マイクロプラスチック、マルハナバチ、雪の結晶、銀河の分類 *URLは文末)。

今回は特に、生き物の分布やその変化について市民の力で継続的に調べる取り組みに注目します。市民によってどのような取り組みがなされているのでしょうか。この分野にご精通の小堀洋美氏にお話を伺いました。

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axeiz ©123RF

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協力してください!銀河のナゾに挑みましょう!

銀河のナゾを解き明かす研究の仲間になりませんか。

国立天文台のすばる望遠鏡で観測された銀河の画像を見て、どんな形をした銀河なのかを分類する──市民天文学サイト「GALAXY CRUISE」(ギャラクシークルーズ)が11月1日にオープンしました!皆さんの分類が銀河の研究を進めることになります。銀河の形とは?研究の仲間になるとは?実は、制作の一部に私たち未来館も協力したこのサイト、早速ご紹介していきます。

国立天文台 市民天文学プロジェクト

https://galaxycruise.mtk.nao.ac.jp/index.html

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声に出したくなる⁉音象徴の世界

「クスっと笑えてタメになる研究」を行う専門家に話を聞く雑誌「ケトル」の連載「NEXTイグノーベル賞を探せ!!」が、日本科学未来館の科学コミュニケーターの協力で2019年10月から始まっています。
今回のブログでは、ケトル VOL.50
(http://www.ohtabooks.com/publish/2019/10/15171619.html )の第一回連載で取り上げた慶応義塾大学の川原繁人先生の研究テーマの一つ、ある種の音が特定のイメージを呼び起こす「音象徴」という現象についてご紹介します。


みなさんこんにちは、日本科学未来館の科学コミュニケ―ターの宮田です。他の科学コミュニケーターのブログ記事には何度か登場したことがありますが、実は自分でのブログ投稿は初めてです。

早速ですが質問です。下の2つの図形にmaluma(マルマ)とtakete(タケテ)という名前を付けてくださいと言われたら、みなさんはどちらをmaluma(マルマ)、どちらをtakete(タケテ)と名付けますか?

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CSF(豚コレラ)の蔓延について、知っておきたいこと


CSF(豚コレラ)の発生

2018年9月9日、岐阜県岐阜市でCSF(Classical Swine Fever : 豚コレラ)が発生した。それ以来、2019年12月2日までに岐阜県、愛知県、長野県、滋賀県、大阪府、三重県、福井県、埼玉県、山梨県(1府8県)での発生が確認されており、これまでに約15万頭の豚が殺処分されるという甚大な被害が出ている。
養豚業者の皆さまや関係者の皆さまの無念さはいったいどれほどのものだったろう。

なぜ、このような被害が突如として起こってしまったのだろうか。この記事では特に発生経緯の概要と野生イノシシとの係わりについて紹介したい。

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2019年は国際周期表年!でした!

「なんでこの表でこんなにもいろいろな人と話せるんだろう?」

「1枚の表で国籍、年齢、性別、宗教を超えて語り合える......なんてすごいんだ!」


こんにちは!日本科学未来館 科学コミュニケーターの梶井です。

冒頭からいきなりすみません。早いもので、2019年も残すところあと少し。私の1年を振り返ると、上の2つに集約されました。「表」とはもちろん、元素周期表のこと。昨年末に私の記事でご紹介させていただきましたが、今年は「国際周期表年2019」でした。つい先日、その閉会式も東京で催されました。
※記事はこちらから。国際周期表年が気になった方はぜひご覧ください
https://blog.miraikan.jst.go.jp/topics/20181227iypt2019.html

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12月5日(木)に東京で開催された国際周期表年閉会式の様子。
各人が掲げているのは超重元素(原子番号104以降の元素)
(写真: 筆者撮影)


皆さんはこの1年間、元素周期表を愛でられましたか?


私はというと、ご来館いただいた方々と周期表についてお話させていただいたり、研究者をお招きした国際周期表年のイベントを開催したり......おそらく人生で最も「周期表」という言葉を使用した1年になりました。


そういった活動を通して、私に起こった周期表に対する気持ちの変化----
「その感動をぜひシェアしたい!」と、気が付いたら本記事を執筆していました。どうぞお付き合いください。


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