ダイダロスって何だ!?
ギリシア神話にでてくるイーカロスのお父さん・・・?
超時空要塞マクロスにでてくる超大型強襲揚陸艦・・・?
いえいえ、私がいいたいダイダロスはこれ!
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DAEDALUS(ダイダロス)とはDirect Alert Environment for Darknet And Livenet Unified Securityの略称で、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)が研究開発したサイバー攻撃を"みえる化" したシステム。とてもかっこいいですよね。
DAEDALUSはマルウェア(ウイルスなど、有害な活動を行うソフトウェア)を検知し、警告を表示。攻撃元はどこで、今、どこが攻撃されているか、その経路を表示してくれます。写真では、「警」の部分がマルウェア感染の疑いがあるホスト、中心の球体がインターネット、薄い水色の線がパケットの流れを表しています。周りに浮いているリングが、観測対象のネットワークです。
2月23日、このDAEDALUSの開発者である衛藤将史氏をお招きし、トークイベントを実施致しました。
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非常にわかりやすく、熱心に解説をしていただいた衛藤先生。
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詳細は、下記の動画をご覧ください。
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「今後、サイバーセキュリティに関してどのように行動していきたいですか?」という質問に対し、
「将来はセキュリティの開発に携わっていきたい」
「身の周りの人にセキュリティに気をつけた方が良いよと言えるようになりたい」
と力強くお答えいただきました。
衛藤先生は「DAEDALUS が"かっこいい"のは大切なこと。現在不足している情報セキュリティの研究者が、DAEDALUSを見てセキュリティ開発に興味をもってくれればとてもうれしい」とコメント。
実は法学部ご出身の衛藤先生。社会にでてから情報セキュリティの研究開発をするようになったとのこと。裏話ですが、控え室では「何かをはじめるのに、遅いことはないです。話を聞いてくれた中学生にはがんばって研究者を目指してほしいですし、大人の方にも、何か情報セキュリティについて考え、行動してもらえるきっかけになったらうれしい」と語っておられました。
情報セキュリティの課題は無視できないことを再認識したイベントであると同時に、「研究成果や世の中の問題をどうみせるか」という"魅せ方"の意味についても考えさせられるイベントでした。
さて、そんな"かっこいい"DAEDALUSが5月1日(水)より、1階インフォメーションロビーにて公開になりました。
今回流れる映像は4月10日の21:47~21:50の約3分間に検知したサイバー攻撃をDAEDALUSにより再現したものです。
映像をみていると、いろいろと思いが巡ります。
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もし自分が攻撃されたら、悪いのはセキュリティが甘かった自分?それとも加害者?マルウェアの作成者?
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自分のパソコンは盗まれてもいいデータしかないからって、セキュリティは緩くてもいいのか?
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自分は知らないうちに、加害者になっていないだろうか?
大型モニターに映し出される"かっこいい"映像をごらんいただきながら、ぜひインターネットのリスクについて、今一度考えてみて下さい。
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関連リンク:
独立行政法人情報通信研究機構-「対サイバー攻撃アラートシステム "DAEDALUS"(ダイダロス)の外部展開を開始!」(リンクは削除されました。また、URLは無効な場合があります。)