はじめまして。
2017年10月より日本科学未来館にて
科学コミュニケーターをしております、綾塚達郎と申します。
畜産学専攻の農学修士です。
大学、大学院では、稲を育てたり、牛を2か月間飼ったりと、
農業現場に近い研究をしておりました。
一生懸命稲刈りをして、「腰痛い~」と思いながらふと見上げると、
青い空がすーっと広がっていたり。
牛をブラッシングしたらとても喜んでくれてベロベロに舐められたり。
農業ではそういった原風景に出会うことができ、
些細な感動をくれるものだなぁと思っています。
こうした、農業に関連した気づきや些細な感動を
これから「1分農業ブログ」として連載していきたいと思います。
スキマ時間で読める文章を皆様へお届けいたします。
末永くお付き合いいただけますと幸いです!
さて、それでは早速、第一話をお楽しみください!
フキはご存知でしょうか。
蕗(フキ)の漢字は、「草冠」に「路」と書きます。
...いかにも道草って感じですね!
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ちなみに、春先に出回る「フキノトウ」はフキの花芽です。
ただ、今まで私はこのフキをあまり意識して
食べたことがありませんでした。
ということで...
刈って調理してみました。
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※詳しい調理法はレシピ本やレシピサイトにお譲りし割愛いたします。
シャキシャキとした食感がとっても美味しかったです...!
そこらへんの草に食べられるものがあるなんて...。
欲深い私は、ふだんの通勤途中でも何か食べられるものはないかな、と雑草をよく見るようになりました。
このムギっぽいの食べられないかな。
あ、イヌムギって言うんだ。
この雑草の葉っぱ、やわらかくておいしそう。
へぇ、この雑草の花は夜に咲くからマツヨイグサって言うんだ。
フキを食べたあのときから、1つ1つの"雑草"にも名前があることを意識するようになりました。
道の草たちが目を楽しませてくれています。