皆さんこんにちは!科学コミュニケーターの天野春樹です。
突然ですが...これはどこの町でしょう?
企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー®」 (リンクは削除されました)
にいらっしゃった方はご存知かもしれません。
答えは今の子どもたちが大人になったときの町!
未来の暮らしを想像して、それを子どもたちがレゴで表現したのです。
大人になるころにはどんな家に住んでいる?
どんな乗り物に乗っている?
...
このような漠然としたテーマにも関わらず、
参加してくれた子どもたちは「待ってました!」
と言わんばかりに、さっと作業に取りかかります。驚きです。
子どもたちは何を作るか、前もって考えていたのでしょうか?
聞いてみると案外そうでもないようです。
みんな、ブロックを組み立てては壊し、試行錯誤しながら作品を作っています。
映画『スター・ウォーズ』のライトセイバーのようなブロックを見つけて、
ライトセイバーの道場の先生になる!と道場を作る子どももいました。
作品作りは1時間。その様子をどうぞ!
初対面同士が、「俺ブロックさがしてくる」「俺も行く!」と、
気づいたら友達になっていたり、
「あっちよりも高いタワー!」と、
他の作品に刺激を受けて作品が変わっていったり、
子どもたちがやりとりしている様子がとても印象的でした。
最後はみんなの作品を集めて記念撮影!未来のまちの完成です!
笑顔あふれる賑やかなイベントでした。
さて、私はこのイベントを通してレゴの力を思い知ったのです。
人をつなげ、刺激しあう"場"を作る。
私がフロアに立ちながら日々考えていることです。
博物館ではまったく知らない人が同じ展示を見ています。
当たり前ながら、同じ展示をみても、そこから考えることは違います。
そこで、他の人の視点に気づくと、展示を見るのがもっと楽しくなる。
そう信じています。
そして、天野の周りには自然とそういう場ができるってところまで行くのが目標です。
ところが、先を越されました!
レゴの周りには自分の目標とする場が自然とできていたのです。
それも130人という数の参加者がそれぞれ、その体験をしていた。
これは本当にすごい!
私はレゴになりたい。
ちなみに、レゴとは「よく遊べ 」という意味の2つのデンマークの単語、
「leg godt」の略語だそうです。
なるほど、遊ぶというのはお客様との壁を壊し、
会話を広げる一つのヒントになりそうです。
科学コミュニケーター天野でした。
企画展「メイキング・オブ・東京スカイツリー」
(スタッフの間ではツリー展って呼んでます)
の実演制作、実施を主に担当しています。
せっかくの機会なので、
これからツリー展が終わる10/2(日)までツリー展について紹介していきたいと思います。
よろしくお願いします。