6月6日、雨のち晴れ ~スタッフ奮闘記~

まいど!

日本列島、西からだんだんと梅雨入りしてますね。

しかし心はいつでも晴らしていたい!と思っているほんだです。

(挨拶)

さて。

6月6日にブログでお伝えした「金星の太陽面通過」。

関東はあいにくの空模様だったものの、お昼過ぎから晴れ間が出てきました。

そのため、未来館でもお客様といっしょに見ることができました。

(こんな感じで)

…が!!

皆さんで感動を分かち合った裏側には、汗と涙のドラマがあったのです!

そのとき、未来館でいったい何があったのか!?

望遠鏡担当を仰せつかったほんだの動きを軸に、まとめました。

ぜひ、ハンカチを片手に読んでください。

(大げさ)

出勤前

関東はあいにくの空模様…家を出る前から、心の中もどんより曇りです。

しかーし、それでも気になるのは金星の動き。ツイッターを見れば、関西から送信された「晴れてますよ」「金星が見えます!」の文字が並びます。さらに追い打ちをかけるように、親・兄弟からも「大阪は晴れてるでー」と連絡が。

悔しさをかみしめます。

「いや、晴れ間はきっと西からやってくるはず!」

焦る心をひた隠しながら、希望は捨てず足早に未来館へと向かいます。

未来館へ到着

未来館につくやいなや、周囲のスタッフからかけられる「今日、大丈夫?」の声。

「何とかなりますよ!」と言うものの、その顔はきっと引きつり笑いだったことでしょう。

このまま過ぎてしまっては、皆様に何も伝えることができない!何とか金星の写真だけでも見せたい!!そう思ったほんだは、関西にいる知人・友人に連絡を取り始めます。

「あなたの太陽面通過写真、使わせてください!」

急なほんだの呼びかけにもかかわらず、徐々に関西からの優しさが動き始めます。

ついに、望遠鏡出動!

それはお昼前、突然やってきました。「ちょっと雲が薄くなってきましたよ」と連絡が入り、ついに用意していた望遠鏡の出番がやってきたのです。

望遠鏡の準備はすでに万端っ!さぁ、あとは太陽が姿を見せてくれれば…!

(晴れを待つ図)

みんなで天に祈りを捧げます。

祈りが通じたのか12時20分頃に一度一瞬だけ太陽が姿を見せたものの、すぐにまた分厚い雲が太陽を隠してしまいました。

それ以降、しばらくの間は強い風が吹きさらすのみでした。

(風にもてあそばれる図)

差し込む光に、みんな大集合

何分ほど待った頃でしょう。

時計は13時を回り、金星の太陽面通過も残すところ30分を切っていました。

「もう、だめなのか…?」

不安な思いが頭をよぎったそのとき、周囲に光が差し込みました。

雲が切れて、待望の太陽が姿を見せたのです!

(ありがとう、お天気の神様!と喜ぶ図)

みるみるうちに明るくなる周囲、そして明るくなるスタッフの表情。

どんどん望遠鏡の周りには人が集まってきます。

(見てください、この日差し! 多くの方と、見ることができました)

こうして、現象が終わるまでの約20分間に渡って、来館された皆様と一緒に楽しむことができました。

あーよかった!

その後

望遠鏡を引き上げたほんだは、メールをチェックします。

すると、そこには「写真を使ってもよいですよ」というメッセージが!!

そう、関西の方々から優しさのこもった連絡が来ているではありませんか!

以前紹介した西はりま天文台からの写真の他にも、いくつか送っていただいたものがありますので、感謝を込めてここでご紹介します!

(by DEN)
(by RIN)
(by Hirano Teruho)

本当に、関西はいい天気だったようです。

ご協力いただいたみなさま、突然の無茶なお願いにもかからわず本当にありがとうございました!

…今後もどうぞよろしくお願いいたします!

さて、次の天体ショーはどんな現象でしょうか?

それまでに、どうにかして晴れ男になっていようと決意を新たにしたのでした。

ほなまた、みなさまごきげんよう!

ほんだ

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