3,2,1...そして、ついに!

まいどーっ!

ここのところ、よく登場しております。

「まいどのお兄さん」こと、ほんだ(♂)ですよ。

それは忘れもしない、先月27日のこと。

日本の新型固体ロケット「イプシロンロケット」が打ち上がりませんでした。

ロケット側と管制側とのコンピュータの連携にズレ(0.07秒)があったため、打ち上げ19秒前に

「打ち上げ中止」

という判断を、制御しているシステムが下しました。

当日、未来館1階でパブリックビューイングをしていた私たちは、

発射場から見えるキレイな大海原を、ただ呆然と、見守ったわけです。

(詳しくは、前回のブログ参照)

…そして、9月14日。

ついに来た、打ち上げの時が。

今回のパブリックビューイングは、告知から数日しか時間がありませんでした。

しかし、どうでしょう!

未来館のインフォメーションロビーには、多くの人が!

その数、950人!!

前回のおよそ倍です。

もちろん、取材の数も多かったですよ!

※前に立って、マイクをもつのは、今回も2人の本田です。

(ほんだ♂は、何をいったら笑いがとれるか考えてたとか、内緒です)

あまりのお客さまの多さに、予定していた時間(13時25分)の15分前から、司会の2人が前に出て話し始めました。

話す2人にも、どんどん気合いが入ります。

打ち上げ予定時刻は13時45分、時間は刻一刻と迫ります。

しかし、現地からの映像は大型モニターに映りません。

なぜだ…と不安になりながらも進行します。

そして、いよいよ打ち上げまであと10分!

…というところで、司会のイヤホンに最新情報が。

『打ち上げは15分延びて、14時からになりました』

うぉい!!(心の中で全力のつっこみ)

本当に、ドキドキさせられます。

さらに、やっと現地から送られてきた生映像も、時折固まってしまったりして。

数分が、とても長い時間に感じました…。

当日の発射場付近の天気は、くもり。

さらに台風が近いためか風も強めで…ちょっと心配です。

でも、ちゃんと、その時はやってくるのです。

時刻は13時59分をすぎ、前回中止となった打ち上げ19秒前を迎えようとしていました。

そこを超えてほしいという願いを込めて、カウントダウンは「20秒前」から始めました。

そして……3,2,1、

いっけぇーーー!!

950人の視線は、大型モニターに釘付け。

皆さんの声援とともに、あっという間にイプシロンロケットは空高く飛んでいきました。

本田お姉さんの目には、うっすらと光るものが。

(本人は汗だと申しておりましたが、本当かい?)

その後、ロケットの姿は見えなくなりましたが、しばらくの間は記念撮影やコミュニケーターに質問するお客さまの姿が耐えませんでした。

しかし!

喜ぶのはまだ早い。

これで打ち上げ終了ではありません。

ロケットは、あくまでも衛星などを宇宙へと運ぶ輸送機関です。

ちゃんと宇宙までとどくまでが、打ち上げです。

(遠足の帰り風に)

…そして、打ち上げから約1時間後。

無事に衛星分離の一報が届きました。

これで、ついに正真正銘「打ち上げ成功」です。

新型ロケット、イプシロン。

まずは初号機が打ち上がりましたが、まだまだこれからが重要です。

安いとはいえ、やはり打ち上げには費用もかかります。

今後も、多くの人が

「今回のロケットは何が違うんだ?」

「どんな衛星を打ち上げるの?」

と、関心を持ち続けることが大事だと思っています。

前回・今回のパブリックビューイングにご参加いただいた皆さま、また応援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。

今後も、未来館ではいろいろなイベントを行います。

皆さまのご参加、心からお待ちしております。

ほな、またねー。

(今日は良い夢見られそう)

ほんだ

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