まいどーっ!
ここのところ、よく登場しております。
「まいどのお兄さん」こと、ほんだ(♂)ですよ。
◇
それは忘れもしない、先月27日のこと。
日本の新型固体ロケット「イプシロンロケット」が打ち上がりませんでした。
ロケット側と管制側とのコンピュータの連携にズレ(0.07秒)があったため、打ち上げ19秒前に
「打ち上げ中止」
という判断を、制御しているシステムが下しました。
当日、未来館1階でパブリックビューイングをしていた私たちは、
発射場から見えるキレイな大海原を、ただ呆然と、見守ったわけです。
(詳しくは、前回のブログ参照)
…そして、9月14日。
ついに来た、打ち上げの時が。
◇
今回のパブリックビューイングは、告知から数日しか時間がありませんでした。
しかし、どうでしょう!
未来館のインフォメーションロビーには、多くの人が!
その数、950人!!
前回のおよそ倍です。
もちろん、取材の数も多かったですよ!
※前に立って、マイクをもつのは、今回も2人の本田です。
(ほんだ♂は、何をいったら笑いがとれるか考えてたとか、内緒です)
◇
あまりのお客さまの多さに、予定していた時間(13時25分)の15分前から、司会の2人が前に出て話し始めました。
話す2人にも、どんどん気合いが入ります。
打ち上げ予定時刻は13時45分、時間は刻一刻と迫ります。
しかし、現地からの映像は大型モニターに映りません。
なぜだ…と不安になりながらも進行します。
そして、いよいよ打ち上げまであと10分!
…というところで、司会のイヤホンに最新情報が。
『打ち上げは15分延びて、14時からになりました』
うぉい!!(心の中で全力のつっこみ)
本当に、ドキドキさせられます。
さらに、やっと現地から送られてきた生映像も、時折固まってしまったりして。
数分が、とても長い時間に感じました…。
当日の発射場付近の天気は、くもり。
さらに台風が近いためか風も強めで…ちょっと心配です。
でも、ちゃんと、その時はやってくるのです。
時刻は13時59分をすぎ、前回中止となった打ち上げ19秒前を迎えようとしていました。
そこを超えてほしいという願いを込めて、カウントダウンは「20秒前」から始めました。
そして……3,2,1、
いっけぇーーー!!
950人の視線は、大型モニターに釘付け。
皆さんの声援とともに、あっという間にイプシロンロケットは空高く飛んでいきました。
本田お姉さんの目には、うっすらと光るものが。
(本人は汗だと申しておりましたが、本当かい?)
その後、ロケットの姿は見えなくなりましたが、しばらくの間は記念撮影やコミュニケーターに質問するお客さまの姿が耐えませんでした。
しかし!
喜ぶのはまだ早い。
これで打ち上げ終了ではありません。
ロケットは、あくまでも衛星などを宇宙へと運ぶ輸送機関です。
ちゃんと宇宙までとどくまでが、打ち上げです。
(遠足の帰り風に)
…そして、打ち上げから約1時間後。
無事に衛星分離の一報が届きました。
これで、ついに正真正銘「打ち上げ成功」です。
新型ロケット、イプシロン。
まずは初号機が打ち上がりましたが、まだまだこれからが重要です。
安いとはいえ、やはり打ち上げには費用もかかります。
今後も、多くの人が
「今回のロケットは何が違うんだ?」
「どんな衛星を打ち上げるの?」
と、関心を持ち続けることが大事だと思っています。
前回・今回のパブリックビューイングにご参加いただいた皆さま、また応援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
今後も、未来館ではいろいろなイベントを行います。
皆さまのご参加、心からお待ちしております。
ほな、またねー。
(今日は良い夢見られそう)
ほんだ